スポーツでは別の部分に注意すると、今の悪い部分が改善される

スポーツ選手では、なかなかパフォーマンスが重い通りにいかないときがあります。そうしたときに自分のフォームを確認し、どこに悪い箇所が出ているのか分析します。

例えば、指導者に見てもらい、悪い部分を指摘されたとします。すると、ほとんどの人はその部分に意識を向けてフォームを直そうとします。

しかし、そういう考えでフォームを直そうとすると、改善はできません。なかなかフォームが良くなっていかないことにストレスや焦りをためてしまうことになるでしょう。

ここでは、スポーツ動作における悪い部分の直し方について解説していきます。
 
 別の部分を意識すると他の悪い部分が良くなる
私は昔、弓道で弓を引き矢を放つときに「右拳の離し方」に問題がありました。通常、矢を離すときは、拳が矢の線上を通過するように離さないと矢はまっすぐ飛びません。ところが、私の射は矢の線上に拳が通過せず、離したときに拳の軌道が上下にぶれて毎回バラバラでした。

当時の指導者は「君のここが悪い、あそこが悪い」と細かく指摘をしました。そして、最後に「要は練習不足だよ」と言いました。

スポーツをしている人を含め、ダメな部分を言われるときほど不安になります。私であれば、どうすれば右拳が真っ直ぐ飛ぶのか勉強しました。しかし、効果はありませんでした。

真剣に引退を覚悟したときに、別の道場に入り直し、先生に自分の射を見てもらいました。すると、右拳のことは全く指摘されませんでした。むしろ、別の部分を直すように指導されました。

「もっと弓を高く上げてごらん。そうすると、ポーンと右拳が抜けるから」

それを稽古に取り入れて、三週間すると、右拳の放つ方向は改善されました。2年間直そうとしてもできなかった「右拳の離す軌道の問題」が、別の部分を意識したことで改善されたのです。

今では、右拳の問題は稽古してほとんど出ていません。このときに私は、ある部分の不正を直したいのなら、そこだけを見てもだめだと実感しました。

弓道の世界では、数十個ある関節の中の一つでも収まりが悪ければ、その部分から姿勢の崩れや体の力みが生じます。そのため、自分の姿勢の崩れを自覚しやすいです。ただし、その部分だけ見て直そうと思っても悪い部分を克服するのは難しいです。

そこで、そうした心構えを疑わないといけません。本当に動きを良くするためには、動きで使われる関節や部位を別々にみてはいけません。その原因を直す鍵となる他の部分に目を向けなければ、悪い部分を直すことは難しいです。

 関連する別の部分を意識することで悪い部分が直る
結果が出ないと、スポーツ選手は原因や悪い部分を意識しがちです。そして、その部分を直そうと努力して、うまくいかないことはたくさんあります。

そこで、うまくいかない部分から意識をはずして、関連する別の部分に意識をおきます。すると、悪かった部分が直っていきます。

ある体の部分を「ああしよう、こうしよう」と意識しているうちは、うまくいっていないということです。ただ、意識するなといっても意識してしまいます。そこで、「悪い部分を意識をしないためにはどうしたら良いのか?」とまずは疑います。

そこで、肩がずれているのであれば、肩を直すのではなく「左腕」「頭」「脚」といった別の部分に意識を傾けます。そうすることで、肩を直さなくても、結果的に修正されるようになります。

元巨人軍の監督、原辰則選手は現役時代、バッティングフォームで右肩が下がる癖をどうやって直せば良いのか苦悩しました。本人は「肩を水平に振る」ように意識することで右肩を直そうとしました。

しかし、当時ヤクルトの監督だった野村克也氏に「すでにずれてる肩を水平に意識するのは難しいだろう」と説明され、肩と関連する左手の甲に注目しました。

野村氏は原選手に「左手の甲をボールにぶつけるようにしなさい」と指導しました。すると、原選手の右肩の悪い部分は改善されました。このように、「左手の甲」という別の部分を意識することで、肩の不正が直るのです。

スポーツ時の動作やフォームで悪い部分があれば、その部分ではなく、関連する別の部位に意識を向けましょう。すると、あなたのフォームで悩まされていた部分が良くなり、実力の向上につながります。

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