「腰」ではなく「脇の下」を使って体全体のスイングを身に着ける

    スイングスピードを今より速く、かつパワーをバットに伝えるためには、腕ではなく、体全体を使ったスイングを意識することが大切です。

しかし、体全体を使ったスイングしようと思っても実際は体が開くのが早かったり、両肩が傾いてしまったりしてしまいます。

ここでは、体全体を使ったスイングをするために必要な筋肉の働かせ方と、バットの振り方についてを紹介していきます。

 バッティングは腰ではなく、脇の下を使う
大部分の人は体全体を使うためには「腰」が重要であるといえます。そのため、腰の回転を速くするドリルやトレーニング方法があります。

しかし、人間の動作は奥が深く、「腰の回転が速い」と言われるバッターのバッティングの考えを聞いてみたら、腰を特に意識して使っている話はほとんどしていません。例えば、以下のようになります。

 ・年間安打数262安打 イチロー談
「目で打ちたくない、体で感じたい」「打つとき、グリップはなるべく後ろに残しておく」

 ・通算2000本安打達成者 前田智則
「スイングは遅いくらいが良い」「タイミングは遅く遅く取りたい」

回転力をさらに高めるには、腰を意識するのではなく、「脇の下」を使います。この筋肉を使うために使うためには、上半身の力みを取る必要があります。上半身の力みを取るために、自分の首を真上に伸ばし、両肩を楽に落としましょう。

その状態で、自分の手で脇の下の筋肉を触ってみると、固くなっているのがわかります。これは脇の下の筋肉である「前鋸筋(ぜんきょきん)」という筋肉が働いている状態です。

この筋肉は肩甲骨を前方に押し出す働きがあり、ボクシングの選手などはこの筋肉を発達しています。この筋肉が働くと肩が後ろに引けることがなくなります。

このような姿勢を取ると、上半身の半身を楽に動かすことができます。下半身でタメを作り、振り出す瞬間に上半身の腰から肩の部分が一気に回転します。

脇の下の筋肉を働かせた姿勢で、軸足に体重を乗せるように後ろに体重を移し、腰や股関節のことは考えずにバットを振りましょう。そうすると、脚に力を入れずに体全体を使ったスイングができます。

このように、脇の下の筋肉を固くしてスイングすると、股関節や腰を使って振るときに起こる上体の前後のブレがなくなります。その結果、体全体で少ない力で回転させるフォームが出来上がります。
 
 一流選手が実践している「ピッチャー側の肩」の使い方
通算本塁打数の868本の大打者王貞治選手は右足を大きく上げる一本足打法が特徴的です。彼のバッティングフォームには特徴があり、それはピッチャー側の肩を少し入れ気味にしていることです。

腕を上げている間、ピッチャー側の肩が後ろに引けていません。そして、上げた足がついた瞬間一気に上半身が回転します。このとき、肩が後ろに引けていないため、下半身が踏んだとき、上半身だけが開いてしまう運動はおこりません。

他にも、この打ち方を実践している人はたくさんいます。ピッチャー側の肩を少し入れ気味にして、上半身が正確に回転できるようにしています。

野球の専門家は彼らのバッティングフォームの良さを股関節の使い方がうまいとか、「最後まで体を開かないでボールを打つ技術」と評価しています。

しかし、どうすれば彼らのバッティングの動作に近づけるかという方法についてはあまり詳しく解説できていません。

筋肉は意識するのではありません。姿勢を整えるうちに自然と使える状態にすれば、意識せずに働いてくれます。首を伸ばして両肩を落とすことで、脇の下の筋肉を働かせることができます。脇の下の筋肉が働き、両肩のブレがなくなります。

この状態を維持してバットを振れば、体が開きにくい肩が入ったフォームが完成されます。

弓道の世界でも同様に、弓を引くのではなく、両脇で押し開くように弓を引きます。引く動作と押して開いていく動作では働く筋肉が変わるからです。

首を伸ばし、肩を落とすことで、脇の下の筋肉を活かしたバッティングをしましょう。すると、体全体を使ってスイングができ、スピードもフォームの良さも格段に向上します。

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