遅いボールを速く見せる投球フォームの作り方

ピッチャーにとって、バッターを打ち取るためには速いストレートを習得することが大切です。しかし、球威のあるストレートを身につけるには、多大な努力やもって生まれた才能が必要であり、無理な練習を重ねると怪我をする可能性があります。

ただ、ストレートは必ずしも速くなければいけないかというとそうではありません。実際に球威のあるストレートで打ち取るピッチャーは多くいます。元オリックスの星野伸行投手や、中日ドラゴンズの山本昌投手などがそれに当たります。

それでは、彼らはどのようにして遅いストレートでも、バッターを打ち取ることができているのでしょうか。ここでは、遅いストレートを速いストレートに見せる投球の工夫法について解説していきます。
 
 ボールの出どころを隠してバッターに速い球と錯覚させる
球威のない投手でも、バッターに速い球と錯覚させる方法があります。それは、投球時のボールの出所を隠すことです。

ピッチャーとバッターの距離は18.44mしかないため、バッターはボールの軌道をイメージしてスイングをします。このときにボールの出どころが早く先に見えればよりイメージしやすくなります。

そこで、ピッチャーはリリース寸前までボールを見せないようにすると、バッターにリリースのタイミングが読まれなくなります。その結果、打ち取る確率を高めることができます。
 
ピッチャーにとってボールの出どころを隠すポイントは三つあります。それは、「グラブ」「テイクバック(肘の引き上げ)ときの腕」「」です。

まず、振りかぶったときに足を上げます。このときに、正面から見てボールが相手に見えないようにします。そこで、グラブを使ってボールを隠すようにします。投手によっては上げた足の後ろにグラブを持ってきてグラブごと隠す投手もいます。

次に、ボールを持っている腕を後ろに引き、肘を引き上げていきます。ここで、腕を体の後ろに隠すようにすると、ボールがリリースまで見えなくなります。

最後に、リリース直前です。ここで、上半身の上部である「胸」を早く開いてしまうとボールが早い段階で見られてしまうため、バッターに予測されてしまいます。そのため、グラブを付けている腕をなるべく体の近くにキープして、リリース直前まで体を開かないようにします。

ちなみに、ボールの出どころが見にくい投手としてニューヨークメッツで活躍した吉井理人投手が挙げられます。投球フォームは、肘の引き上げからリリースまでのスピードが早く、上半身の開きがまったく起こりません。

バッターにするといきなりストレートを投じられるため、速い球と勘違いしてしまいます。このように三つのポイントでボールを隠すと、バッターに速いボールに見せることができます。
 
 投球フォームを改善するうえで注意したい部分
この中で、もっとも投球フォームを崩しやすいのが胸です。疲れてくると、上半身の上部に頼ってピッチングするようになるからです。胸が早く開いてしまうと、必然的に肩や首も速く回ってしまい、腕や肘など腕だけで投球するようになります。

これの防止策として、左肩を下げることにあります。首を伸ばして肩を落とすと、自分で意識しなくても肩のしたにある脇下の筋肉が固くなります。この筋肉を張った姿勢で投球を行えば、両肩が左右にねじれにくくなり、結果的に胸が開きにくい投球フォームになります。

遅いボールを速く見せる方法は、球の出どころを隠すことです。「グラブ」「肘」「胸」の位置を修正することで、投球時にボールの出どころがバッターから見えなくなります。

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