ランニング中に足の指に力が入っていると、ケガの原因になる

長く、楽に走るために、ランニングで筋肉に無駄な力みをなくすことは大切です。

無駄な力みをなくすとき、「腕をゆったりさせてください」や「上半身を楽にさせてください」など、よく体の大きい部分の力みをなくすよう説明をします。

しかし、人の体はそういった大きい部分ではなく、小さな部分をリラックスさせないと脚のケガにつながります。ここで話す小さな部分とは「足の指」です。

ここでは、足の指によるケガの原因と、足指に負担が少ない走り方について解説していきます。

 足の指が力むと他の脚の部位の怪我に繋がる
まず、二つの方法によって、立った状態から上半身を前に倒す前屈運動をしてみましょう。一つは何も考えずにそのまま前屈を行います。次に足の指を握って力を入れて、前屈運動をします。すると、違いが表れます。

足の指に力を入れて前屈をすると、そうでない時に比べて、上半身が前に倒れません。つまり、体の柔軟性が低下します。

これは、足の指は膝の神経とつながっているからです。足指が力むと同時に足首、膝周りの筋肉も力んでしまいます。つまり、足指に力が入っていると脚全体が緊張し、怪我につながります。
 
着地のとき、つま先でけるように走ると指先に力が入ります。蹴って走るとスピードがのってくるため、本人には負担がかかる感じはありません。しかし、このときは確実に指先に負担がかかり、時間がたつと、脚全体に疲れを生じます。
 
あるいは、上半身の筋肉が硬くなることで、着地した足に上半身の体重をズシンと乗せるように走ると指先に力が入ります。足に上半身の重みが集中するように体を使っていると、指先にかかる荷重が大きくなり、負担が増えます。

つまり、体を前に送り出すときに、足を踏ん張ったり、力を入れて上半身を前に送ろうとすると、足指に負担がかかってしまいます。指先に力が入らないように、他の体の筋肉を働かせる必要があります。

これと同じことは、弓の世界でもいえます。弓に繋がっているひもを「弦」と呼びます。弦を体に引っ張っていくとき、弦にかかる指はなるべく第三関節辺りで引っ掛けるようにします。

これは、指の第三関節で引っ掛けるで、第一関節である指先がフリーになるからです。指先に力が入ると、その力みが指全体、手首周りに伝わります。そうすると、弦を引くときに肘や脇周りの筋肉を働かせることができなくなります。その結果、拳で弓を引くことになります。

そうすると、拳に弦の荷重が集中し、自分の体へ引き寄せたときに拳全体が緊張し、離したときに拳が前に出たり上に出たりとあらゆる方向にぶれます。矢が上下左右にぶれてしまうため、的中率が下がります。

弓の世界では、指先が力むと的にあてることは難しくなります。走るときも同様に、足指に力みが入ると長く、効率良く、そして速く走るのも難しくなります。
 
 蹴らずに走るためには、足が後からついてくるように上半身を使う
そのため、なるべく足指をリラックスさせて、走ることが大切になります。ここで、足指に負担が少ない走り方を説明していきます。

まず、上半身をリラックスさせましょう。首を真上に伸ばし、両肩を落とします。すると、上半身の緊張がほぐれ、背中がのびのびした気持ちになります。

次に、足裏の体重がかかっている箇所を確認します。

そして、その姿勢から少し上半身を傾けます。そうすると、自分で意識するのではなく、体が前に出たと同時に反射的に足が出ます。このように、足を自分で出すのではなく、「足が自然と出る」ように上半身の姿勢を保ちつつ前に進んでいきます。

足だけ動かすのではありません。首を使って、体が上に伸びるようにし、足が後からついてくるように動かすのです。

すると、足が着地したとき、上半身の体重が一カ所に集中しないようになります。こうなると走っているときに指先が楽になり、ランニング中の脚の感覚が楽になります。

もし、「足が後ろからついてくる」という感覚がわからなければ、走るときの歩幅を狭めて走ると良いでしょう。ランニングでの歩幅を狭くすると、腰回りが必要以上にひねったり、ねじられたりしません。すると、着地時の上半身がぶれにくくなり、脚への悪い影響が軽減されます。

このように、走るときの足の使い方を変えると、足指に負担がかからなくなります。ここで述べてきた方法をランニングに取り入れれば、怪我のない走り方を身に着けることができます。

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