スポーツでパフォーマンス向上につながる前鋸筋とは

スポーツでケガの予防や競技力向上のために、筋トレをすることは大切です。筋肉を鍛えて、体のバランスを整えれば、怪我に強い体を身につけることができます。強化された筋肉は平常時の姿勢を改善し、スポーツで負担のない動きができるようになります。

ここでは、「筋肉の使い方」を説明するうえで効果的な弓道の世界から、スポーツでパフォーマンスを向上させることのできる筋肉について解説していきます。

 弓道の世界で最も鍛えられる筋肉は「前鋸筋」
弓を引く競技として、弓道が知られています。弓道の動作で発達していく筋肉はいくつかあり、その中に脇の下にある「前鋸筋」があります。この筋肉は背中にある肩甲骨(けんこうこつ)を前方に押し出す役割があります。

ボクシングの選手はこの筋肉が発達しており、別名で「ボクサー筋」とも呼ばれます。脇の下の筋肉が発達していると、腕を使うときより早くて威力の強いパンチを打つことができます。

他の筋トレの書籍を調べても、前鋸筋を鍛える方法が載っていることはほとんどありません。この筋肉はあまり肥大化しない上に、ピンポイントに強化するのが難しいです。

また、現代の弓道の世界を見ても、前鋸筋を活用して弓を引ける人はほとんどいません。昔の書籍を見ると、脇の下の筋肉を活用する重要性を説いている文章はありますが、実際に行うのは至難の業です。そのため、スポーツの世界で脇の下の筋肉はあまり重要視されていません。

しかし、スポーツを上達したい人にとって前鋸筋を鍛えることはとても重要です。うまく使えば、怪我の予防や運動技術の向上につなげることができます。

私自身、弓道以外のスポーツを含めて多数経験していますが、前鋸筋を鍛えることで最も実感したのは「両肩が前後にぶれにくくなること」でした。

例えば、アーチェリーの世界選手権で金メダルを取る人はみな脇の下の筋肉が発達しています。彼らは強く抵抗力のかかる弓を引いても、両肩がぶれることはありません。前鋸筋は小さい筋肉ですが、有効に使うことができれば、運動中に生じる余計な体のブレを抑えることができます。

この他にも、前鋸筋が発達すると「あらゆる腕を使う動作が楽に速く行える」ようになります。

ランニングでは腕を振るのではなく、「脇の下までを腕と意識して体を押し出す」ようにすると、楽に速く走ることができます。野球では、肩や肘の力を抜いて脇の下の筋肉を意識して投げると、今までより球速を上げることができます。

さらに、自転車をこぐときの動きやプールで泳ぐ動作も格段に良くなります。肩や肘を使って行っていた動作に関して全て脇の下の筋肉を使うようにすると、今より疲れにくくなるのは間違いありません。その結果、効率的に運動技術を上げることができます。

野球の世界では、脇の下の筋肉をうまく活用する投げ方やピッチング法を解説した書籍もすでに紹介されています。世界の本塁打王の王選手も、日本の歴代最多勝投手である金田投手もみな脇の下の筋肉を活用したフォームでした。一流レベルの結果を残している選手せあると、前鋸筋はみな活用している重要な筋肉ともいえます。
 
 脇の下の筋肉を鍛えるトレーニング法
このように、スポーツにおいて脇の下の筋肉はパフォーマンス向上につながる重要な部位です。数少ないやり方ですが、弓を引く方法以外でも前鋸筋のトレーニング法はあります。

それは、「手押し車」です。ペアになって片方が手をつき、もう片方が両足を持ってそのまま這って進む動作です。これにより、脇の下の筋肉を鍛えることができます。弓道の世界では手押し車が速い人ほど、的中率が比較的高いことがわかっています。

ただ、手押し車は二人いないとできないため、一人でトレーニングするには工夫が必要です。もし、日常生活で脇の下の筋肉を使いたいなら、「肩を上げない」ことを全ての動作で意識しましょう。

ボールを投げるなら、肩を上げないようにして投げます。パンチを打つなら、肩を落として脇の下からパンチを出すようにします。全ての動作で肩を上げないように腕を動かすと、自然と脇の下の筋肉が働くようになります。

スポーツにおいて、パフォーマンス向上のために前鋸筋を鍛えることは大切です。手押し車をしたり肩を落として腕を動かしたりすることにより、前鋸筋を活用するようにしましょう。

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