運動技術を向上させる「肩甲骨」の動きを高める体操

スポーツにおいて、肩甲骨(けんこうこつ)の重要性が説明されています。「野球の投げる動作」「ランニングの腕振り」「ゴルフのスイング動作」などは、肩甲骨を活かすことが大切であり、うまく働かせることで運動技術を向上させることができます。

ただ、肩甲骨は意識しづらい部分であり、ふつうの人が動かそうと意識しても、なかなか動かせません。最初は簡単な動きでもいいので、運動中に肩甲骨を意識して動かせるようにしていく必要があります。ここでは、ふつうの人でも実感しやすい肩甲骨の動きを高める体操を紹介していきます。
 
 武道の肘を立てる使いかたから、肩甲骨を柔軟に働かせる
昔、私がランニングを指導してもらえる施設に通っているときに、担当者にいきなり「肩甲骨を動かすように腕を上げてください」と言われたことがあり、まったく動かすことができませんでした。トレーナーにいくつか肩甲骨を動かすトレーニング指導を受けても、どれも実感がなかったのが正直な感想でした。

その理由は、スポーツの世界で言われている肩甲骨の動かし方では、ほとんどが肩の上部も一緒に動いてしまうからです。肩周りの筋肉を動かしていると、体の奥部にある肩甲骨周りの筋肉を意識することは困難です。

そこから、私は弓道を通じてあらゆる体の使い方を学んで、かなり肩甲骨を自分で動かせられるようになりました。両手を後ろで組めるようになり、肩甲骨回りの筋肉も発達しました。

肩甲骨を柔軟にするためには、なるべく肩を使わないようにするのがポイントです。スポーツの世界では肘や肩をダイナミックに動かして肩甲骨を動かすように指導されます。しかし、肘や肩を使って動かした肩甲骨では、スポーツ動作であまり意味をなさなくなってしまいます。

肩甲骨を動かす方法について弓道では「肘を立てる」という動作があります。両腕を前に伸ばして、両手を前で組みます。何もしていない状態では、両腕の肘の皿は斜め上に向いていると思います。この肘の皿を肘だけ意識して肘を上や下に向けてみましょう。
 

 

これを行うと背中周りの肩甲骨が前や後ろに動くのがわかります。このように肩を落とし、肘を動かすことで、肩甲骨を柔軟に動かすことができます。

慣れていない人の場合、壁に手を当てて腕を軽く伸ばした状態で肘を立てたり寝かしたりしてもかまいません。慣れてきたら両手を組んで行えるようにしていきましょう。

立って行うときは、肩を落として胸を楽にするようにします。そして、足裏の重心はかかとよりも、土ふまずやや前方にするように意識します。上半身の姿勢が崩れてしまうとこの動きはできなくなってしまうため、注意が必要です。

 肘を立てた状態は最も押す力が伝わる
肘の皿が立った腕を弓道の世界では「弓腕」と呼びます。この状態がもっとも押す力を伝えることができ、普通の人が引けない弓の抵抗力を細い腕で受けることができます。

ただ、この動作は何回も行って動作に慣れる必要があります。初めての人はこのように関節をすぐに動かして動作に活かすことは難しいです。そのため、弓を引く動作で骨の関節を適切な位置に整え、負担のないように操作することを「骨法」と呼んで重宝されてきました。

骨法の整った腕は押すときの力を最大限に活用することができます。例えば、ボクシングのパンチ動作では、腰や体重を乗せて行うと力は強くなりますが、モーションが大きいため、相手に読まれてしまいます。

そのため、ノーモーションで力強いパンチを打つためには少し肘の向きをかえると威力が上がります。肘を立てて弓腕の状態を作るとパンチの威力が向上することがわかります。

他にもランニングで腕を振るときや、ノーモーションで動作を行うときがあるバスケや野球の牽制でも、この動きは有効です。肘を立てる運動を何度も繰り返し、肩甲骨を中で動かせるようになったら、ノーモーションで速いボールを投げたり推進力を生み出したりすることが可能です。

スポーツにおいて腕を使う動作を高めるためには、肩甲骨の動きを改善する必要があります。弓道の世界での肘を立てる動きから、肩甲骨だけを集中してうまく働かせられるようになります。

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