スポーツで痛みや違和感を軽減させる体の使い方

スポーツ選手は試合や練習中に体へ痛みや違和感が出てしまいます。それによって思い切ったプレーがしにくくなったり、やる気が下がったりします。このように痛みや違和感が人のメンタルにまで影響を及ぼす理由は身体の感覚の持つ「反応パターン」が関係しています。

痛みなどの違和感を身体が受け取ると、体はその痛みが全身に広がっていかないように、その感覚が起こっている身体の部位を切り離そうとします。例えば、頭痛が起こったとすると、痛みが頭以外に広がらないように、頭を他の部位の感覚から切り離そうとします。

すると小さな痛みであっても、頭の違和感を大きく感じてしまい、「自分の身体すべてが痛みに覆いつくされている」という感覚になってしまいます。その結果、気分にまで悪影響を与えるのです。

このように、痛みの反応パターンを理解することで、適切な対処方法が見えてきます。ここでは、スポーツにおける痛みや違和感を軽減する体の使い方について解説していきます。

 「痛みの出ている部位」と「他の部位」に手を添えてみる
人が痛みや違和感にとらわれているときは、「痛みが起こっている部分とそのほかの部位と感覚がつながっていない状態」になっています。その場合、痛みの起こっている部位に感覚が集中しやすいため、他の部位もあることを身体に思い出させましょう。それにより、痛みや違和感が小さいものだと頭で気づくことができます。

呼吸や姿勢を整えて、感覚を身体全体につなげてあげるのです。そこでもっとも簡単な方法として、痛みが起こっている部位と違う部位に手を添えることが挙げられます。

例えば、肩を痛めたとします。肩に違和感があるときは、頭の中は痛みの起こっている「肩」に意識が行きがちです。そこで、自分の体に頭や胸、脚といった他の部位があることを思い出させることで、頭の痛みが少し緩和されます。

肩が痛くなったと仮定すると、楽な姿勢で座って肩以外の体の部位に手を添えてみましょう。例えば、太ももを軽く自分の手で触ってみましょう。太もも以外に「お腹」「胸」「頭」を触っても構いません。なるべく楽な姿勢で触れる部位が良いでしょう。

太ももに触れて、触っている感覚や体温を感じ取ってみましょう。ゆっくり時間をとって呼吸をすることで、頭の中に太ももの感触や感覚が広がっていくように意識します。また、太ももからつながってお腹や脚といった部位もあることを感じとってみましょう。

すると、肩の痛みが少しずつ頭から離れていくのがわかります。自分の体に太ももなど他の部位があることを思い出してくれば、痛みにとらわれることはありません。頭の中で大きくしていた肩の痛みが少しずつ小さくなっていき、体が楽になっていくようになります。

このように、痛みは物理的に痛めた場合と、精神的な部分からきていることが多いです。その場合、自分の身体には胴体や四肢など他の部位があることを再確認しましょう。

 試合で緊張した場合は「音」を聞いてみる
これは、試合で緊張してしまったときも同様です。試合で緊張すると、「目」が緊張しやすくなります。すると、頭の中に焦りや不安が大きくなってしまい、体全体の筋肉が固くなってしまいます。

こうした場合、目の緊張や意識を取り除き、他の部位に意識を向けるようにしましょう。すると、頭の中が「目」以外の体の部位を思いだし、不安な気持ちが軽減されます。

具体的には試合で緊張した場合は「」を意識するのがおすすめです。不安な気持ちに襲われたら、目以外の部位を思い出させるため、周りの情景ではなく、観客の声援など「音」を聞いてみましょう。目をつむって周りの音に耳を傾けて「今、みんなが盛り上がっているな」と確認するように聞き流します。

そのように数十秒間音を感じとったあとに目を開けてみましょう。すると、頭で迷っていた状態が整理されて、落ち着くことができます。

目は体の中で特に緊張しやすい部位です。目をつむったり、耳を使ったりして動きを止めてあげると固くなっていた眼球周りの筋肉がゆるみます。それにより、頭の中が目にとらわれず、考えがぐらぐらゆれてしまうのを防ぐことができます。

このように、ある部位に違和感が生じた場合、他の部位を意識させることで感情がとらわれなくなります。

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