スポーツ動作を改善する「鼻」の筋肉のゆるめ方

スポーツ動作の改善や怪我の予防をするためには、練習するだけではなく、自分の体の状態を知らなくてはいけません。

そのために、頭にある様々な器官が自分の体質や身体に与える影響を理解する必要があります。その中に「鼻」があります。

大部分の人は「鼻」はスポーツ動作に関係ないように思うかもしれません。しかし、鼻周りの筋肉を緊張させると、身体全体に影響を与えます。この部位の筋肉の緩め方を実践すれば、体全体の緊張がほぐされて、今よりスポーツ動作を向上できます。

ここでは、スポーツ動作を改善する「鼻」の使い方を解説していきます。

 鼻が緊張すると、背筋が緊張してしまう
ここで、鼻が緊張することで起こる体の影響を確認するために、簡単な実験を行いましょう。

まず、嫌な臭いをかがされたとイメージしてください。すると、鼻の上にシワがよるのがわかります。

そのときに、顔がしかめつらになるように鼻の上が緊張するのがわかるでしょうか。これは、鼻と額の境にある鼻根筋(びこんきん)という筋肉を緊張させて匂いが入ってくるのをブロックしようとしています。

今度は逆に美しい自然をイメージして、とても心地よいにおいのする空気の中にいるとイメージしてみましょう。すると、先ほど緊張させていた鼻の上あたりがのびやかになって、鼻の奥がスーッと通るような感じになったのではないでしょうか?

あるいは、自分の嫌いな人にこれから会わなければいけないとイメージしてみると、先ほどと同様に鼻根筋が緊張するのがわかります。このように、人は嫌いなもの対して鼻を緊張させてしまいます。

もし、練習がつまらないものや嫌な人とつねにチームでやらないといけないとイメージすると、ほとんどが鼻の上を緊張させて練習していることになります。人や環境によってストレスになるものに囲まれているとき、鼻根筋を緊張させている時間が長くなってしまっているのです。
 
鼻がこわばると、その緊張は身体の奥底をたどって、全体に緊張が広がります。具体的には、鼻が緊張すると、背筋も固くなってしてしまうのです。
 
鼻の奥には篩骨(しこつ)という立方体の骨があります。この骨は嗅覚神経(きゅうかくしんけい)の通り道になっていて、実際に何か匂いを嗅ぐとこの骨が意識されます。

人の体の中はこの骨を起点として、頭蓋骨の内側から背骨の内側にかけて筋肉を包む膜(筋膜)がつながっています。この膜のつながりの終点は尻尾の骨である「尾骨(びこつ)」になります。

つまり、鼻の奥が活動すると、背筋まで刺激や反応がつながります。試に、クンクンと鼻の奥に吸い込むよに何か匂いを嗅いでみると、背骨の深い部分が伸ばされる感覚があります。その動きは実際は背骨の末端である鼻骨まで届いています。

例えば、都会生活の中で無意識に匂いを嗅ぐことを制限している人たちは鼻筋を緊張させて篩骨を固めています。そこからつながる背骨の中にある縦の筋膜のつながりも固めてしまっているのです。

これは背骨の中にある、奥底の部位であるので、一度固まるとストレッチやマッサージでは簡単にゆるめるのは困難です。背骨のゆがみなどの原因になっていることもあります、

 鼻の筋肉をゆるめる方法
そのため、背骨の奥底の筋肉をほぐすために、鼻筋をゆるめる必要があります。ここでは、鼻の筋肉の緊張をほぐす方法をいくつか紹介します。

  ・鼻根筋を伸ばす
まず、片手の親指と中指で鼻のいちばん上あたりを軽くはさむようにします。このときあまり指先に力をいれないようにします。次にもう片方の手のひらで軽く額を触れます。小指のつけ根が、眉間のあたりに来るようにします。

そして、鼻根筋のあるあたりに薄いシートがあるとイメージして、眉間のあたりを意識して軽く呼吸をするようにしましょう。一呼吸するたびにシートがのびやかになっていくのをイメージし、決してひっぱったり力をかけすぎないようにします。

すると、鼻筋周りがゆるみます。目が楽になって視界が広がったように感じることができれば、問題ありません。変化がわかりずらい場合、上記の動作をしながら、前屈をしてみましょう。背筋が伸びるため、前屈がしやすくなることがわかります。
 
 ・鼻腔を振動させるように意識して話す
鼻筋周りをリラックスさせるもう一つの方法として、呼吸したり話したりするときに「鼻腔」を意識することです。

鼻腔とは鼻の奥にある空間のことを指します。鼻の中は空気の通り道が鼻孔から額、頬骨(ほおぼね)、アゴの骨(上顎骨(じょうがいこつ))へと広がって洞窟のような構造になっています。

そこで、呼吸をするときに、鼻の奥にある空間を意識して使うようにします。鼻腔を意識して呼吸をすると、額、ほっぺた、上アゴなどの筋肉がゆるみ、表情がイキイキとしてきます。

もし、わかりにくい場合、英語の発音で鼻の抜ける発声法を実践すると理解しやすくなります。英語では同意を示すときに「Uh-huh(アーハン)」という鼻に抜ける独特の発声法があります。実際に発声すると鼻の奥の空洞を感じることができます。

あるいは、「頬骨」「目の下」「こめかみ」「後頭部」のいずれかに指を当てます。次に鼻奥にある空洞を振動させるように「ア~」や「ラッラッラ~」といったアの母音の入った言葉を発しましょう。このときに、指を当てているところと、鼻腔を振動させるように声を響かせます。

指定した4カ所を一つずつ振動させたら、今度は4カ所同時に響かせるように声を出します。すると鼻のとおりがよくなって、顔や目がスッキリします。これにより、背筋も自然と伸び、体の奥底の緊張を取り除くことができます。

人は鼻を緊張させると、背筋全体が固まってしまいます。呼吸や発声によって鼻の筋肉をゆるめましょう。体の奥底の筋肉がゆるみ、姿勢やスポーツ動作にかかわる背筋がしっかり伸びます。

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