体全体の緊張をほぐす「目」の使い方と眼球マッサージ

スポーツにおいて、動作改善や怪我の予防をするためには、練習以外に体の器官の働きを理解しなければいけません。

スポーツ選手は、疲れが「筋肉」からくると考えています。しかし、運動において疲労感が生じる原因は筋肉以外にもあります。その中に「目」があります。

目は人の体の動きを大きく左右する重要な器官です。この部位の使い方を理解することで、今よりスポーツ動作を向上させることが可能です。

ここでは、スポーツ動作を改善する「目」の使い方を解説していきます。

 目の緊張は首の筋肉の緊張につながる
例えば、デスクワークでパソコン作業が多い人の場合、「目が疲れた」という人が多いです。会社員だけでなく、スポーツ選手も眼の疲れに悩んでいます。

集中しているときや、目線が一点に集中しているときは目がぎゅっと緊張してしまい、疲れやすくなります。「目が疲れた」とは、具体的には「目の奥の筋肉が緊張している」ことを意味します。

目の奥には、眼球をあらゆる方向に動かすための筋肉があります。しかし、視界が狭くなったり姿勢が悪くなったりすると、眼球周りの筋肉が動かなくなってしまい、固くなってしまうのです。

ただ、目が疲れるだけで話は終わりません。目の筋肉が固くなると同時に、首の筋肉も固くなるのです。目を緊張させてしまうと、首周りの筋肉も固くなってしまい、最終的に上半身上部に緊張が伝わります。

なぜなら、眼球を動かす筋肉は首の深いところにある筋肉(深部筋)とつながっているからです。

眼球周りの筋肉と首の深部筋は解剖学的、神経学的にも関連性があるとされています。首の深部筋は頭と背骨をつなぐ役目を担っているため、固まって動けなくなると、頭の重さが背骨にのしかかります。

楽に真っ直ぐな姿勢を取るためには、首の深部筋に負担をなくして頭と背骨のバランスがとれた関係を作らなければいけません。しかし、目が緊張してしまうと体の奥底が力んでしまい、上半身のバランスが崩れてしまいます。

さらに、首の深部筋は一度固くなってしまうと、緩めるのは非常に難しいです。体全体の筋肉がこわばった姿勢が身についてしまうからです。マッサージなどでほぐすことができないため、一度力むと姿勢が崩れたままになってしまいます。それにより、運動動作に悪い影響が出ます。

 目の周りの筋肉をほぐす方法
そのため、体の奥底の力みをとるために、目の周りの緊張をほぐす必要があります。ここでは、目の周りの筋肉をほぐすマッサージを紹介していきます。

 ・眼球を後ろに引くように、目線をあげる
目線が下がっていたり、頭が前方に出ていたりすると、眼球回りの筋肉がこわばってしまいます。そのため、普段の姿勢で前に行きがちな眼球を後ろに引くようなイメージで、少し目線を上げましょう。

弓道の世界では、顔の向け方、目線のつけかたに気をつける作法があります。その中に、眼球を後ろに引くようにして、顔の向きを整える動作があります。目線が下がりすぎたり上がりすぎたりしていると、上半身全体の姿勢が崩れてしまうため、決まった場所に目を向けて、かつ目周りの筋肉が緊張しないように頭の位置を整えます。

 ・眼球周りの筋肉を指で触る
もっとも簡単に目の周辺筋肉を緩める方法が直接触ることです。目を閉じて、眼こう(眼球が入っている頭蓋骨(ずがいこつ)のくぼみ)に指を当ててみましょう。

すると、ピクピク眼球が動いているのがわかります。次に眼こう周りをなぞって指でなぞり、中の脂肪や筋肉に刺激を与えます。「少しなぞって止め、また少しなぞって止める」という作業を繰り返し、触る場所を変えます。指を止めているとき、あらゆる方向に眼球を動かしてみましょう。

すると、眼球回りが動かしやすくなります。軽く深呼吸をしながら行うと、眼球周りの筋肉がよりほぐされます。「眼こうの中は水で満たされて、その中に眼球がある」とイメージとして行うようにします。水の中で浮いている感覚で眼球を動かす、とあらゆる方向に眼球が動きます。

以上の方法で目周りの筋肉をゆるめることができます。体の奥底の緊張をほぐすことで、スポーツ動作が改善されます。

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