弓道での「過去身」より、スポーツ時の集中力の高め方を理解する

スポーツ選手は自分の力を最大限発揮するために、集中力を高めることが大切です。

 

弓の世界では、矢を正確に放つためのあらゆる心構えがあります。つまり、集中力を適度に高めていく考え方があります。この思考をスポーツに取り入れることで、パフォーマンスの向上につながります。

 

ここでは、弓道の世界から動作の集中力を高める考え方について解説していきます。

 

 弓を引く準備をする段階(過去身)の考え方を理解する
弓道の世界では「過去身」「現在身」「未来身」という言葉があります。これは、弓を引く準備から矢を放つ間までの体の状態を分けたものです。「弓を引く準備をする」段階を過去身、「弓を体の前方に高く上げる」「弓を引いていく」段階を現在身、「矢を放つ」段階を未来身と呼びます。

 

ここで、正確に矢を飛ばして的に当てるためには、「過去身」での体の整え方が大切です。「過去身」での姿勢によって、適切に弓を引けるかが決まるからです。

 

もし過去身での構えが不適切であれば、弓を引くときに自分の体の中の筋肉を最大限に働かせることができなくなります。そこで、過去身では「上体の姿勢」「脚」「顔の向き」「左右の拳・手指」といった体の細部まで次の動作を正確に行うための準備をします。

 

これらを習慣づけると、意識しなくても体の中の筋肉が弓を引く姿勢に整います。準備が完了したら、動作を行うためにスムーズに体を動かすことができます。

 

つまり、適切な構えをとれば考えなくても次の動作に移るための集中力が上がっていきます。過去身であらゆる体の準備をすると、余計な意識をしなくても弓を引く動作を行うことができるのです。

 

 次の動きに自然に入るように、準備をたくさん行う
スポーツの世界でも「過去身」の段階は存在します。それは、パフォーマンスを行う前です。

 

準備動作を決めて、決められた動きを毎回行うように意識しましょう。繰り返し行うと、次の動作に移るための集中力が格段に向上します。

 

スポーツで最大限のパフォーマンスを発揮できる状態は全身が脱力している状態です。そのため、準備動作でオススメしたいのは、体の力みを取ることです。以下に、あらゆるスポーツで簡単にできる準備動作を紹介していきます。

 

「目をつむる」
人が緊張状態にあるとき、もっとも力みやすい部分は「目」です。目からあらゆる情報を感知して、感情が出ます。そのため、目をつむることで余計な感情の揺れを抑えることができます。

 

「両肩を落とす」
深い呼吸をしながら、両肩を落としてみましょう。上半身の力みを取ることで、次の動作に移りやすくなるのがわかります。

 

「お腹をふくらまして呼吸をする」
いざ動作に入る前にひと呼吸入れてみましょう。このとき、息を吐くときにお腹をふくらますようにしましょう。そして、お腹に空気を入れるときも、お腹をふくらましながら吸います。全身に酸素がいきわたり、リラックスした状態を保つことができます。

 

「動作を行う前に何かしらやることを決めておく」
あらかじめ行動パターンを決めることで、無駄な意識を取ることができます。スポーツの世界ではこの準備動作がよく用いられ、「ルーティン」とも呼ばれます。

 

メジャーリーガーで活躍した松井秀喜選手は、バッターボックスに入るときは必ず左足と決めて入るそうです。100M走世界記録保持者のウサインボルト選手は、手でキリスト教の神に祈るポーズを取ってからスタートの準備を行います。このように、やることを決めておくと余計な動きがなくなり、気持ちがぶれなくなります。

 

スポーツの動作の直前に集中力を高めたいのであれば、動作前にあらゆる準備をしましょう。そうして、過去身を隙なく整えることで気持ちが高まり、次の動作へスムーズに移ることができます。

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