他人からスポーツ動作を教わっても実力向上しない

スポーツを始めるとき、指導者から基礎となる「型」を教えられます。型を覚えることで動きを覚え、それを続けていくうちに理解していきます。

 

世の中には、スポーツにおける効率のよい動きや姿勢の取り方が公開されてきます。しかし、初心者のレベルを超え始めたら、「型」を変えることが大切です。情報に流されて型を無理やりはめこむと、かえって実力を下げるおそれがあります。

 

ここでは、弓道の話を取り入れつつ、スポーツ動作の「型」における大切な考え方について話していきます。

 

 全ての動きは教えられるものではない
本や情報を見ると、全てのスポーツの動きは適したフォームがあるように思います。しかし、適したフォームがあると考えるのは危険です。むしろ、フォームや型は無数にあるものだと考えましょう。理由は人それぞれに体格の違いがあるため、一つの型では説明できないからです。

 

弓道の世界では、形式的にキレイな引く姿勢を求められます。その姿勢から少しでもずれると「悪い姿勢」をみなされてしまいます。

 

しかし、人それぞれ膝の皿や両肩のつき方が違います。そのため、キレイな姿勢が合う人とそうでない人がでてきます。指導者に無理やりキレイな姿勢を強制させられ、かえって姿勢を崩してしまう人も中にはいます。

 

そのため、正しい形ではなく「その人の体格に合う姿勢」が弓の稽古をするのに最も適していると考えます。姿勢の取り方から構えるとき、弓と体との距離まで人それぞれ違います。

 

型はたくさんあるのが普通です。さらに、弓を引くために使われる体の部位に関してもいくつかやり方あります。

 

具体的には弓を握る「左手」です。弓道の世界では、弓を握る動作を「手の内」と呼びます。すごく簡単な動作ですが、調べてみると5通りの手の内があります。それぞれ、弓の回転能力や押しやすさが異なります。

 

しかし、どれが合っているかわかりません。そのため、「手の内は教えられるものではない」と考えられています。一人一人体格や骨格が違うため、型はたくさんあって当然と考えることが賢明です。

 

この考え方は、世の中のスポーツ全般に対して同じことが言えます。全ての動作は「教えらえるものではない」と認識してみると、考え方の幅が出ます。

 

「腕を振る動作」を分析しても、人は腕を振るときに40個以上の関連する筋肉が働いていると言われています。40個の動かし方が人それぞれ全く同じになることはありません。

 

そうとわかったらなるべくいろんなフォームや動きを変え、やりやすい動作を実践で試すことが大切です。そうすることで、適したフォームが何か自分で考えられるようになります。

 

今の時代、情報が何でも手に入るので、「教わる」環境はそろっています。そのため、教わった型を自分の体にしみこませるように何回も練習しようとします。ただ、あなたがやるべきことは「学んだ動きをあなたの体に合うように調節する」ことです。

 

あなたの中には、すでにスポーツの動きをするための適した型があります。人からフォームを教わるのではなく、フォームをいくつか変えて実践して考えていきましょう。自分に合った体の動きがわかってきたら、スポーツの実力は確実に上がっていきます。

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