バイクで最も力をかけるペダルの位置を理解する

バイクをこぐときは、ペダルの通る位置によって働く筋肉が変わります。それによって、ペダルを回転させる力や筋力が変わってきます。より速いスピードやペダルの回転数を上げるためには、ペダルの動きによって働く筋肉や力の伝えやすい位置を理解する必要があります。

 

ここでは、ペダリングで力を入れるポイントについて解説していきます。
 
 2時から4時の間で力を入れる
ペダリングでは、クランクが真上にきている点を「上死点(トップ・デッドセンター)」と言います。また、真下を「下死点(ボトム・デッド・センター)」と言います。これらはエンジンのシリンダー内のピストンの位置を表す用語ですが、自転車でも同様に使われます。

 

時計の針でいうと、上死点は12時、下死点は6時の位置になります。さらに、12時から6時でペダルが下がるのをダウンストローク、下死点から上死点まで、時計の6時から12時まではペダルが上がるので、アップストロークと言います。
 
このときに、理想のペダリングでは、時計の「2時〜4時の位置」で股関節を中心に力を発揮するのが最も力を伝えることができます。
 

 

 

理想のペダリングとは、正確には2時から4時の間で脚の後ろ側の筋肉が働くかどうかです。具体的には、お尻にある大臀筋(だいでんきん)、太ももの裏側にあるハムストリングス、ふくらはぎについている腓腹筋(ひふくきん)です。これらの筋肉が適切に働くと、股関節から脚が動きます。そのときに、最大のペダルを回転させる力(トルク)が働きます。

 

j実際、世界自転車選手権個人スプリントで10連覇を達成した中野浩一さんのペダリングのトルクを分析したところ、2時から4時の間に大きなトルクがクランクに働いていました。このように、理想のペダリングはダウンストロークの2時から4時の間で股関節を中心にペダルを踏み込むようにします。

 

 ふとももの付け根から押すことだけを考える
もっと早く自転車をこぐためには、理想のペダリングを身につける必要があります。そのためには、ペダルで脚を踏み込むときの意識が大切になります。

 

ダウンストロークでペダルを踏みこむことを「押し脚」、アップストロークでペダルを引き上げるのを引き脚と言います。初心者でペダルリングを意識するときは、「押し脚」を意識して行いましょう。引き脚に関しては意識せず、むしろ脚が上がってきたときは力を抜くようにします。

 

2時から4時にかけては太ももの付け根から、ペダルを下に踏みこむようにします。4時から6時になると、脚の後ろ側の筋肉は動力源として大きく働きません。そして、6時から12時のアップストロークでは、反対側の足でのダウンストロークで力を出すタイミングとなります。

 

6時から12時までは力を入れず、反対側の脚のダウンストロークに気を配ります。すると、反対側の脚を押している間、もう一方の脚を休めることができます。意識としてはペダルを押し続けるようになります。

 

押すことに意識すると、自然と上体が安定します。右脚を踏むときは、右脚を踏みながら、少し重心を後ろに引くような気持ちで太ももの付け根から押しましょう。すると、前傾姿勢の上体がより安定し、少し背中が伸びるような気持ちになります。

 

もしも、6時から12時で脚を引き上げようとすると、太ももの表側にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」が働きます。この筋肉に力を入れすぎると、お尻や太ももの付け根といった筋肉が使われなくなり、上体も自然と丸くなりすぎます。

 

そのため、脚の裏側の筋肉で押す気持ちで、かつ上体が楽に自然と立つペダリングを心がけましょう。

 

バイクでより速いスピードを出すためには、理想のペダリングの位置を理解する必要があります。2時から4時の間で太ももの付け根から押すようにすると、もっとも強いトルクが働きます。

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