サッカーでは素早く蹴ろうとすると速いボールを蹴れない

強いキックはゴールを決めるために必要です。しかし、実際は強く蹴ろうと思ってもなかなかできないものです。

 

そこで、焦ってより力を入れて蹴ろうとしたり指導者が「もっと速く足を振って」と指摘したりするでしょう。

 

近年はサッカーの蹴り方や強く蹴るためのノウハウがネット上で公開されているため、見る側は自分の足りない部分を認識することができるでしょう。

 

ただ、こうした見た目で判断すると、その人のサッカーの実力を下げることになりかねません。それは、人の脚の内部の筋肉の仕組みを理解すればわかります。

 

ここでは、速く蹴ろうとことで起きる体の弊害と意識の持ち方について解説していきます。
 
 速く蹴ろうとすると、アウターマッスルが力む
人の体にはアウターマッスルとインナーマッスルの二種類の筋肉があります。アウターマッスルは体の表面にある筋肉で、インナーマッスルは体の奥にある筋肉です。

 

人が動作を行うとき、関節や骨が動こうとします。しかし、関節だけでは動きがめちゃくちゃになってしまいます。その動きをコントロールするのが筋肉の役目です。関節の周りに筋肉がついて、筋肉が収縮することで関節を回転させたり曲げたりして動かします。インナーマッスルは関節の動きをより深く、精密に働かせることができます。

 

野球のピッチャーがボールを投げるとき、普通の人よりも、腕が内側に曲がったり、後ろにしなったりします。このような特殊な動きは、インナーマッスルも活用しないとできません。

 

サッカーで強いボールをけるためには、おへその下から股のつけ根にかけてつながっている腸腰筋が重要です。この筋肉には後ろに振り上げた脚を引き戻すときに使われます。

 

腸陽筋の収縮も付加されるため、この筋肉が働けばより強いボールを蹴ることができます。

 

 

 

強いシュートを蹴る選手は脚に特別な力を入れず、後ろに引きます。蹴り出しの動作に力を入れているわけではありませんが、前に振り出されるスピードが速く、強いボールが飛びます。

 

つまり、前に引き出すときに「速く振ろう」と意識していません。引き上げれば上げるほど後の振出しで脚が速く出るようになります。そして、ひざ下に力みがなければ、振出しに加速が増し、まるでムチのように先端がしなるように動きます。

 

この筋肉は自分で意識して使うのは難しいです。なぜなら、人が意識して使いやすいのはアウターマッスルだからです。足指を握る筋肉と股の付け根の筋肉を比べると、動かしやすいのは表面の筋肉であることがわかります。

 

そして、「速く蹴ろう」と意識するほどアウターマッスルが働きます。この筋肉はインナーマッスルのように、精密に関節の動きをコントロールできません。そのため、脚がムチではなく、棒のように動きます。脚の先端を振出しときに加速しないため、速いボールを蹴れません。

 

 

 

 速く蹴るのではなく、最初ゆっくり脚を引き上げる
それでは、インナーマッスルを活用するにはどうすれば良いのでしょうか。それは、速く蹴るのではなく、「ゆっくり蹴ろうとする」ことです。決して、力を抜くのではありません。脚に無駄な力を入れないように心がけます。

 

膝より下は何も力を入れず、とくに太ももをあまり動かさないように振り上げます。ひざ下が軽くなるため、脚を後ろに引き上げるときには太ももだけでなく、おへそ周りの筋肉も引っ張られる感覚になります。これは、ひざ下の部位が加速している証拠です。

 

さらに、前に振り出すときに「速く出そう」と思わず、へその下までが脚であるとイメージして、動かしましょう。へそ下はゆっくり、先端は軽く振るように意識します。
 
すると、脚がしなるように前に振り出されます。脚が前に出るのではなく、先端が少し遅く出てボールを蹴る寸前に加速します。この動きを身につければ、キックが強くなります。

 

速く動かそうと思うと、人の体は蹴る位置で止まってしまいます。すると、蹴った後のボールに勢いがつかないだけでなく、上にボールが飛びすぎてしまうこともあります。

 

ゆっくり力を入れずにボールをけると、ボールに勢いがつき、体が前方に2〜3歩出ます。すると、ボールは勢いよく飛びます。これにより、プロ選手のような弾丸の軌道を描いたシュートが完成されます。

 

ボールを蹴るときは速く蹴ろうと思わず、ゆっくり無駄な力みをとって蹴るようにしましょう。次第に脚の振り方が変わり、シュートの強さが格段に変わっていきます。

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