遅い球でもバッターを打ち取れる腕の使い方

ピッチャーは、球速が速ければ有利というわけではありません。野球の世界では、遅い球でも億を稼ぐピッチャーがいます。

 

テレビで見ると打てそうなボールを投げているように見えますが、バッターはなかなか芯でとらえることができません。山本昌投手や元オリックスの星野伸之投手はこの例です。

 

そういった遅い球でも相手に通用するピッチャーは、投げるときにフォームの見せ方を変えています。この見せ方により、バッターはタイミングをはずされ、130km台の球でも打ち取ることができるのです。

 

ここでは、バッターのタイミングをはずすためのフォームの見せ方とそのために必要な腕の使い方について解説していきます。

 

 山本昌投手はギリギリまで球の出所が見えない
遅い球でも打ち取ることができる投手のフォームには、ある共通点があります。それは球の出所が隠れていることです。

 

バッターはピッチャーの投げているときに球が見えると、腕の振出しやタイミングを瞬時に予測できます。視力が良いバッターは、球の出所から相手の球の握り方まで見極めます。

 

そこで、リリースの直前まで球が見えないと、相手が予測しない間にボールが放たれます。すると、球速関係なくタイミングがずれてしまい、打ち取られてしまいます。

 

山本昌投手のフォームはもっとも球の出所がみにくいと言われています。さらに、回転数が多いです。150km以上を投げる「松阪大輔」「クルーン」「藤川球児」の三人でも、の回転数は40回程度です。しかし、山本昌投手の回転数は52回転もしていることがわかっています。

 

つまり、バッターには一層速く見えてしまいます。「日本球界で一番球速が速く見える投手」とも言われています。それは、球の出所の見えにくく、かつ球の回転数が多いからです。

 

 

 

 球の出所を見にくくする「腕の降ろし方」
球の出所がみえにくくなる投げ方を身につける必要があります。ここでは、バッターからみて「ギリギリまで腕を隠すことができる腕の使い方」を紹介していきます。

 

まず、上半身の姿勢を整えるために、首を伸ばして肩を落としましょう。すると、胸周りがほぐれ、脇の下の筋肉が張ります。この姿勢を保持しつつ、ボールを持ちます。

 

さらに、振りかぶって足を上げたとき、腕を降ろすようにして投げる方の肩を少し下げてみましょう。むやみに下げることを意識せず、腕を楽に降ろすように下げます。

 

すると、前腕(肘から手首までの部位)が自然と外側に向きます。これにより、腕がバッター側から見て隠れます。このまま投げると、肘を引き上げるまで腕が見えません。

 

 

 

このように、脇の下の筋肉が働くと、前腕が外側に向きやすくなります。この部分が内側に向くと、胸が前方に突出してしまいます。その結果、握りが前に出てしまいます。これが、前腕を外に向けやすい姿勢を取らなければいけない理由です。

 

首を伸ばし、肩を落として脇の下の筋肉を働かせましょう。そして、腕を下すように肩を落とすことで、球の出所が見えにくくなります。ほんの少しの違いですが、バッターを打ち取りやすいピッチイングフォームを身につけることができます。

//

お客様から喜びの声をいただいています

 

無料メールマガジン:理論スポーツ

 

 

 

 

Facebookもチェック

 

セミナー開催:理論スポーツ

関連ページ

野球の全ての動作に共通する武道における「背骨」の概念
野球の動作で一番力んでほしくない体の部分
「腰」ではなく「脇の下」を使って体全体のスイングを身に着ける
太っている人、やせている人の適したバットを構える位置
ダウンスイングで振り続けると、体を使ったスイングができなくなる
顔を深く向けるだけでバッティングの姿勢が良くなる
バッティングの前足の角度を変えて、力を最大限に伝えるには
ピッチング時に少し肩を下げるだけで今より球速は速くなる
一番怪我しやすい「カーブ」を負担のなく投げるには
腕の仕組みから考える投げやすい変化球
投げる動作で怪我のリスクを減らす指の使い方
一流投手の腕の振り方を実現させる筋肉の働かせ方
理想のピッチングフォームが身につく「メンコ」を使ったトレーニング法
投げるときの重心は低い方が良いのか?
球速アップに必要なスムーズな重心移動のさせ方
イチロー選手のフォームから学ぶ、背中の筋肉の使い方
野球で股関節を意識しすぎると上体が崩れやすくなる
天才バッター「前田智則」選手から良い姿勢を形式的に学ぶ
正しい姿勢から、今より走塁スピードを上げる脚の使い方
野球の動作に必要な「見る力」を養う目線の使い方
なぜ、速球派投手はリリースの仕方は「指先で切る」と話すのか
肘を高く上げようと意識したピッチングでは肘を怪我する
ピッチングで今より体の使い方を良くする練習法
バッティングで最も理想な「五角形」フォームの作り方
低めに投げようとボールを前で放つとコントロールが下がる
ピッチング時の腰回転を速くする「グラブを付ける側の腕」の使い方
盗塁阻止率を向上させるキャッチャーの腕の使い方
投げる寸前の「首」の向きを変えれば、今よりも球速が上がる
言葉や体から見直す野球でのスランプ時の克服方法
野球の動作をさらに向上させる「理に適った動き」の思考法
ストレートのみでバッターの姿勢を崩す方法
遅いボールを速く見せる投球フォームの作り方
ランナーの姿勢から、牽制でアウトにするには
バッターのタイミングを外すピッチングモーションの変え方
ピッチャーの制球力を安定させるフォームの矯正法とは
変化球を投げるときに怪我をおさえる指の整え方
カット技術を極めるバッティング技術と考え方
ピッチャーの性格から、気持ちよく投げさせる配球を理解する
バッターのスイングから弱いコースを分析する方法
バッターのタイプから、弱点となるコースと球種を分析する
盗塁・ベースランニングに有効な「脱力走法」
ピッチャーの投球フォームから、盗塁スタートを早く切る方法

サイトマップ
HOME メルマガ登録 プロフィール お問い合わせ お客様の声 セミナー開催