バッターのタイプから、弱点となるコースと球種を分析する

バッターに投げる配球を考えることで、より高い確率で打者を抑えることができます。そして、バッターの特性やタイプを見極めることで、打者をおさえることができます。

 

ここでは、バッターのタイプを見極めて、打ち取るためのコースや球種を分析していきます。

 

 バッターのスイングを見ることで、弱点が分析できる
バッターのタイプを見極めると、その人の弱点や狙いがおのずとわかります。理由はバッターのタイプによって、バットとボールの接触点が違うからです。その人がどのようにボールを飛ばしているかがわかると、タイプが明確にわかり、配球を組むことができます。

 

まず、バッターのタイプは大きく分けてパワーヒッターとアベレージヒッターに分かれます。パワーヒッターは、ボールの中心よりやや下の部分で打ってボールにスピンをかけます。

 

ボールに強いバックスピンがかかって空気抵抗を受けて高く上がります。そのため、打球の滞空時間が上がって飛距離を伸ばすことができます。具体的には、横浜ベイスターズで開花した筒香選手、西武で活躍する中村剛也などが挙げられます。

 

アベレージヒッターはボールの中心を真っ芯でとらえるタイプです。ボールは上がらないが強いライナー性の打球になりやすいです。具体的には、広島で活躍した丸選手、大リーグで活躍した青木宣親選手などが挙げられます。

 

 

 

これらのタイプによって配球を変えると打ち取れる確率が上がります。ここでは、2つのタイプ別にリスクの小さい「アウトコース」を中心とした配球例を紹介していきます。

 

スピンをかけるタイプは最初、アウトコース低め中心にボールを集めます。これによって、バックスピンをかけるスイングを崩すことができます。最初、アウトコース低めのストレートとコースをはずすスライダーでカウントを稼ぎます。

 

低めの変化球でボールの上をたたかせることで、カウントを取り、打ち取ることを考えます。そのため、アウトを取るときもアウトコースで決めます。そのため、アウトを取るひとつ前の球は見せ球を使います。

 

もし、アウトコース低めでアウトを取りたい場合は、ひとつ前はインコース高めにストライクゾーンを少しはずして投げましょう。これによって、インコースの意識が出てしまうため、アウトコースの対応を少し遅らせることができます。

 

次にアベレージヒッターの場合も同様に、アウトコースのストレート・変化球でカウントを稼ぎます。ただ、アベレージヒッターの場合、バットコントロールが優れた打者が多いため、たとえアウトコース低めの球も流し打ちでヒットにしてしまいます。

 

この場合は視線を上下させることを意識しましょう。つまり、上下にコースを変えて、目線を揺らすことで芯をはずさせることができます。アウトを取るときは視線を動かして速球で芯をはずすように配球を組みます。

 

そこで、アウトコース低めに球を集めている場合、インコース高めに投げると、もっとも視線がぶれて打ち取る確率が上がります。最後にアウトや三振を取るときは、インコース高めに速球を投げましょう。そして、高めの速球をより高く見せるために、その前にアウトコース低めに見せ球を使います。

 

 

 

このように、バッターのタイプを見極めることで、弱点を分析することができます。パワーヒッターは低めの変化球でボールの上をたたかせることで打ち取る確率が上がります。アベレージヒッターは視線を上下させることで、速球で芯をはずすことができます。

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