ウサインボルトから学ぶ、陸上のコーナーを早く曲がる首の使い方

陸上界でもっとも最速の選手として知られる選手の一人にウサインボルトが挙げられます。

 

彼は2009年の世界陸上で100M走の決勝でフライング失格になりましたが、2013年のロンドン五輪、2014年の世界陸上で100M、200Mで金メダルを獲りました。

 

特に200M走では無類の強さを誇っています。100Mでは僅差で勝ってきましたが、200メートルではどの大会でも2位以下の選手を大きく引き離して1位を取っています。

 

それでは、なぜウサインボルト選手がこれだけ200メートル走で速いかわかるでしょうか。ここでは、ウサインボルト選手の強さの秘密を解説していきます。その上で、走りに使える体の使い方を紹介していきます。
 
 ボルト選手の強さは頭にある
200M走はコーナーがあり、最後は直線になります。このとき、ボルト選手は前半のコーナーでほとんどの選手を抜き去り、後半の直線でさらにスピードが上がってゴールをします。

 

つまり、ボルト選手はコーナーの走りが圧倒的に強いです。これは、ボルト選手は他の陸上スプリンターよりもコーナーでの曲がっている間の姿勢がぶれないからです。

 

そのぶれない姿勢を身に着けるには頭の向きが大切になります。

 

多くの陸上スプリンターは体が斜めに傾きます。それに伴い、首もななめに傾きます。しかし、ボルト選手は身体が斜めでも頭は地面と垂直になっています。頭の位置が常に垂直の位置に保っていたほうが、カーブは曲がりやすく、スピードは落ちません。

 

 

 

頭の位置が右や左に傾くと、両目両耳の位置が水平でなくなります。そうすると平衡感覚をつかさどる三半規管が正常に働かなくなります。

 

これにより、曲がっている最中に姿勢を保つことが難しくなるため、スピードが落ちたり姿勢が横にぶれやすくなったりします。大部分の人はコーナーで頭が傾きます。曲がっている最中に自分では気づきませんが、コーナーの外側に体がずれていっています。
 

 

 

100メートルコーナーがあるとしたら、普通の人では外側に逃げている分だけ50p〜1m程度余分な距離を走ることになります。直線の100メートルでさえ、体が横にぶれて50pから1m程度余分に走っているといわれているので、カーブで頭が傾いている人はもっと余分な距離を走っているといえます。

 

弓の世界では、これを「物見を入れる」といいます。顔を的方向に向けたとき、首が左右に傾いていたり、アゴが浮いてしまうときがあります。そうすると、いくら弓を真っ直ぐ押していてもねらい目がずれているため、的にはあたりません。

 

 ウサインボルトのように陸上競技のカーブでぶれない姿勢の作り方
このように、コーナーを曲がっているときも頭を垂直に保っていれば、カーブで姿勢が外にぶれず、スピードを落とさず走ることができます。しかし、ほとんどの人はどうやってコーナーで頭を垂直に保てばよいのかわかりません。

 

そこで、左肩を前に出した姿勢でコーナーを曲がることを意識してください。すると、簡単に頭を垂直に保ったまま走ることができます。

 

直線を走るときは、両肩は平行にそろっていると思います。左に曲がりたいときは左肩を前に出しながら走り、右に曲がりたいときは右肩を前に出しながら走ります。そうすると、首が左右に傾かないように固定されます。このため、コーナーを走っても頭が曲がることがありません。

 

 

 

これで走ると、トラックのカーブでスピードが落ちません。自分の中では直線を走っている気持ちで走ることができます。

 

私自身も200M走をマラソンの練習でやるとき、この方法でコーナーを曲がるだけで2、3秒タイムが変わります。フルマラソンであっても今回の手法は有効です。カーブや曲がるときがあったら、曲がる方向と同じ側の肩を前に出すように走ると、それだけでもタイムを何分か縮めることができます。

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