指の握り方による,スポーツ時の姿勢の変化を学ぶ

良い姿勢で効率よく走るためには、走る姿勢を勉強することが大切です。

 

多くの人は「走るフォーム=上半身」と考えます。そのため、フォームと言われると上半身の使い方や動かし方に注目しがちです。

 

確かに、姿勢を学ぶためには重要でしょう。しかし、上半身だけでなく、それ以外の部位によって姿勢が崩れてしまうのをご存じでしょうか。

 

具体的には、てのひらが姿勢の維持に重要です。とくに指先の神経は腕と肩がつながっているため、手先の形は走っているときの姿勢に大きな影響を与えます。ここでは、てのひらによる、走るときの姿勢の崩れ方と適した手先の形を解説していきます。

 

 グー、パー、チョキの手の形で体の重心の変化を学ぶ
じゃんけんにはグー、パー、チョキの3種類があります。この三つの手の形によってそれぞれ走っているときの体の重心(体重が乗る場所)が変わります。ここで、この三つの手の形でそれぞれ走ってみて、姿勢がどう変わるのかを見ていきましょう。

 

まず、グーの形で走ってみましょう。グーの形で走ると、体の重心は前に傾きやすくなります。その結果、姿勢は前にかがんだ姿勢になってしまいます。

 

これは、グーの形で腕を振ると、自然と肘が曲がってくるからです。肘が曲がると腕にばかり力が入ってしまい、腕が疲れてきます。そうなると肩が上がり、上半身の肩周りが縮んで姿勢が曲がってきます。

 

次にパーの形で走ってみましょう。パーの形で走ると、体の重心は後ろに傾きやすくなります。その結果、姿勢は後ろに反った姿勢になります。

 

これは、パーの形で腕を振ると、自然と肘が伸びてくるからです。肘が伸びると腕の振られる力が大きくなり、両肩がぶれます。走っているときの空気抵抗を受けているうちに肩はうしろに引かれ、自然と姿勢が反ってしまいます。

 

最後にチョキの姿勢で走ってみましょう。チョキの形を作るとき、親指を開いてもかまいません。この姿勢で走ると、姿勢が反ったり、かがんだりしません。手の形の中ででは、でチョキが一番体の姿勢が崩れにくいです。
 

 

 
チョキの形で走るとグーやパーの形で走ったときのように余計な力が加わりません。この形で走ると自然な腕ふりをすることができます。
 
 弓の世界で一番力を入れたくない指とは
弓を握るとき、弓の世界で一番力を入れたくない指が人差し指です。
 
なぜなら、人差し指を握ると、人差し指側の腕の筋肉に力が入るからです。この筋肉を上筋と呼びます。小指と薬指を握ると、小指側の腕の筋肉が動きます。この筋肉は下筋といいます。
 

 

 
上筋に力を入れると、肩関節の筋肉全体に力が伝わります。すると、肩周りに力みを生じます。これによって、弓を最大限押すことができなくなり、腕が突っ張って握っているだけの形になってしまいます。
 
チョキの形は姿勢が崩れにくいのはこのためです。人差し指に力をいれず、かつ小指を握っているので腕に変な力みや関節の不正が起きにくい手の形になっています。
 
これと同じことはランニングにもいえます。走るときに、良い姿勢を手に入れたいなら、手の形をチョキにしてみましょう。これを実践するだけで、快適に走れることを実感できるはずです。

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