「ストレッチは体に悪い」という情報が嘘である理由

スポーツを行っている方であれば、「ストレッチ」の重要性は聞いたことがあるものです。しかし、世の中には、ストレッチが重要であるのにも関わらず「ストレッチをすることは体に悪い」という情報があります。

 

これは、ストレッチをすることによって「余計に筋肉が縮んでしまうから」と説明されていました。ただ、実際には、ストレッチは適切な方法で行えば、筋肉がより伸びることがわかっています。

 

それに加え、適切な方法を含め、「筋肉をきちんと伸ばして、実際の運動に活用するため」には、筋肉以外の他の要素も勉強する必要があります。

 

 より、筋肉を伸ばすストレッチとは
筋肉は急激に伸ばされ、力をかけてしまうと繊維が切れてしまいます。すると、脳から「縮みなさい」という命令を送り、筋肉を縮ませる反応が起こります。そのため、筋肉に負担がかかってしまい、「筋肉の固化」「怪我」といった症状にかかってしまいます。

 

ただ、こうした「縮みなさい」という命令は6秒程度続くと言われています。それ以上伸ばし続けると体が伸びる刺激を受け入れるようになります。そうして、脳から逆に「伸びなさい」という指令が届くようになります。すると、筋肉をよりストレッチさせられるようになります。

 

実際にその場でふくらはぎを伸ばすストレッチを「@6秒以内で辞める」「A15秒以上続ける」の二つの方法で行ってみてください。@の方法で行うと確かにふくらはぎの筋肉が張り、歩きにくくなります。しかし、Aの方法で行うと、10秒以上たつとふくらはぎが伸ばしやすくなることがわかります。そして、歩き動作にも影響を与えません。

 

このように、ストレッチを適切に行えば、筋肉に悪い影響を与えることなく伸び縮みさせることができます。「ストレッチが体に悪い」と言われてしまうと、聞き手は「ストレッチしてはいけないのでは……」とついつい考えてしまいます。そのようなことはなく、むしろストレッチは身体のケアに必要なものなため、積極的に行うようにしてください。

 

 伸ばした筋肉をきちんとスポーツで活用するには
ただ、私を含めて多くの人は筋肉を伸ばしただけでは意味がありません。できれば、筋肉をストレッチしてほぐしたら、「実際の運動に活用する」必要があります。

 

たとえ筋肉が柔軟になったとしても、緊張したり、体の使い方が悪かったりすると、動きが固くなってしまいます。つまり、ストレッチをして一時的に筋肉が伸びたとしても、実際の運動では、元のように筋肉が固くなってしまいます。つまり、柔らかい体を作ったのであれば、次に柔らかい動き、しなやかな動きを行えるようにしなければいけません。

 

そのように、本質的に筋肉をゆるめ、伸び縮みしやすい動きを覚えるためには、「神経」に目を向けなければいけません。

 

「神経」とは、筋肉と同様に、私たちの体の中に存在している物質です。例えば、右手を動かすときは、脳から「右手を動かしないさい」という指令が神経を介して筋肉に届きます。もし、神経によって、筋肉を伸び縮みさせる命令が届かなければ、筋肉は伸びることも縮むこともできません。

 

例えば、普通に右手を動かすのと、「腕の根本を思いっきり握り締められた状態で右手を動かす」のとでは、後者の方が右手が動かしにくいことがわかります。これは、腕の根本を握り締められることによって神経が圧迫されるからです。

 

つまり、全身の筋肉を運動で活用するためには、筋肉以上に「神経」を柔軟に、かつ負荷をかけないようにする必要があります。

 

しかし、現代人は日常生活のストレス、偏った栄養摂取によって、神経の繊維が短くなることがわかっています。神経の繊維が短くなると、脳からの命令が筋肉にきちんと伝わりません。すると、筋肉が伸びることも縮むこともできず。固化してしまいます。

 

神経の繊維は、「ストレッチ」だけ行っていても、伸ばすことはできません。一度短くなってしまった神経の繊維は筋肉を伸ばしたりもんだりしても戻ることはありません。すると、ストレッチを行っても体がほぐれない体になってきます。そのため、本質的に筋肉をゆるめるのであれば、「筋肉ではなく神経に目を向ける」必要があります。

 

実際に私は、筋肉ではなく、神経に目を向けて、スポーツの世界で出回っていない「筋肉をゆるめる手法」をセミナーで教えています。実践したほ全員の人が「体が柔らかくなった」「肩の痛みが軽くなった」といった報告をいただいています。

 

武道の世界では、稽古終わりに二人一組でお互いの体を触り、明日に疲れを残さないように筋肉をゆるめる施術を行っていたという話があります。一時的ではなく、常にしなやかで怪我しにくい身体を構築するためには、神経にアプローチする必要があります。
 
 武道から考える、筋肉をよりほぐす方法
ただ、大部分の人ができて、筋肉をよりほぐす方法があります。それは「熱で温める」という手法です。

 

筋肉の周りには、血管が通っております。疲れたり、一度固くなってしまうと血液の流れが滞ってしまいます。そこで、武道の世界では、「呼吸」を取り入れ、全身の血液の循環を促す身体の使い方があります。

 

これと同様に、筋肉を柔らかくするために、「温める」ことも十分に使える方法です。激しい運動をした後は筋肉の繊維が傷ついているため、冷やした方が良いと言われています。ただ、固くなった筋肉をほぐすためには、体を温め、伸縮しやすい状態を作ることも一つの手であるといえます。

 

身体の健康や運動パフォーマンス向上には、「ストレッチ」の適切な手法を学ぶことは大切です。そのためには、「筋肉」以外の「神経」に目を向ける必要があります。しなやかに動かすことや、不調のない身体の構築のためには、筋肉ばかりに目を向けず、それ以外の部位も勉強していくことが大切です。

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