スポーツでストレッチをしても本質的に怪我を防げない理由

身体の不調や怪我を直すために「ストレッチ」が重要性は良く説明されます。

 

巷に出ると、ストレッチに特化した専門店があり、そのような場所に行けば、固くなった筋肉を伸ばして、疲れをほぐすことができます。

 

ただ、このような場所に行ったとしても、根本的に怪我を直すことは困難です。

 

というよりも、自分の身体を直すために、他人に体を預けている時点で自身の身体を直すことから大きくはずれてしまいます。

 

その理由として、人の骨格や姿勢を元に解説をしていきます。

 

 大切なのは柔軟性より歪みを解消すること
人間の身体には数百個の関節があります。そして、これらの関節は立ったり座ったりしている最中に、ねじれたり、歪んだりします。

 

一度ねじれた関節は何かの拍子でもとに戻ることがあるかもしれませんが、ほとんどの場合、ねじれた状態から元には戻りません。

 

すると、ねじれた部位の神経や筋肉が圧迫され、痛みが生じるようになります。

 

例えば、股関節が前傾した姿勢が日常化すると、腰部が痛くなりやすくなります(後傾すると首と肩に痛みが生じやすくなります)。

 

このように、関節がねじれてしまう原因として、普段の生活で適切な「身体の使い方」を意識していないことが挙げられます。

 

例えば、その場で立ち、両足の位置を確認したら、眼をつむってみましょう。

 

次に、その場で20歩歩いてみてください。目を開けたときに、両足の位置を確認してください。
このときに、前に進んでいる場合、骨盤が前傾しています。

 

正確に言うと、骨盤が前にずれているとも言えます。では、次にストレッチやマッサージを行うことで、股関節周りの筋肉を柔軟にしたとします。

 

この状態で再度両目をつむって歩いてみると歪みはとれるでしょうか?一時的には骨盤の歪みがなくなったとしても、時間がたてば、徐々に歪んでいきます。

 

そうして、骨盤が前傾してしまう原因として、歩いているときの「着地の仕方」がひとつ挙げられます。

 

例えば、歩くときに、つま先付近で着地をすると、首や肩が緊張しやすくなります。逆にかかと付近で着地すると腹部に緊張がかかりやすくなります。

 

普段歩いているときの着地の位置が前方に行きすぎると骨盤が歪みやすくなります。

 

もしも、関節の歪みを直したい場合、あなた自身の普段歩いているときの「筋肉の使い方」「意識の仕方」を変えなければいけません。

 

もしも、歩いているときの意識を変えなければ、どれだけ股関節周りの筋肉をほぐしたとしても、骨盤をゆがませる原因を解消することはできません。

 

 普段の歩き方や立ち振る舞いを変える
あらゆる健康情報や体操法の書籍を見ると、身体の痛みの原因となる筋肉とその筋肉を柔軟にするストレッチが細かく記されています。

 

ただ、前述に申し上げた通りに、その部位の筋肉を固くしている原因は「あなた自身」が作っていることを認識する必要があります。

 

ただ、自分自身で歪みやすい関節の特徴を理解すれば、それらを修正することはそこまで難しいことではありません。

 

武道やヨガの世界を見ると、肩、胸、骨盤といったあらゆる部位のねじれを自身で矯正し、修正する手法が存在しています。

 

例えば、普段立っている姿勢で、上半身の前側、後ろ側の筋肉に凝りが出ない立ち方、足裏の重心、意識するべき筋肉が武道の世界でわかっています。

 

これらの姿勢を構築できれば、呼吸がしやすくなり、気持ちの動揺が少なくなるのを体感できます。

 

さらに、相手に押されたりしても、動揺しない姿勢が完成できます。

 

一度要領がわかると生活やスポーツで常に応用できるため、常に負担の少ない姿勢を自ら実践できるようになります。

 

つまり、自分自身で普段の動きで生じる身体の負担を減らすことができます。さらに、身体の歪みが解消できれば、歪みによって生じた神経や筋肉の圧迫が軽減されるため、怪我や不調も少なくなっていきます。

 

大部分の人は一時的にストレッチやマッサージを行い、その場で柔らかくなった身体で満足しています。

 

ただ、実際にその柔らかくなった身体を「生活」や「スポーツ」に活かすためには身体の仕組みを少しでも良いので勉強する必要があります。

 

少なくとも、武道の世界では、腰や肩に負担のかからない立ち方や走り方などは存在し、誰でも身につけられます。

 

あなたが、これから怪我や不調予防、運動技術を向上させたければ、自分の体の「関節のズレ」や「ズレが生じないための立ち振る舞い」といった体の動かし方の本質的な内容を学ぶようにしましょう。

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