全スポーツに共通して使える「武道の姿勢」

運動や生活において、適した姿勢を学ぶことは大切です。人の体はほおっておくと背中は丸くなり、両肩に力が入ってしまいます。すると、体の負担は大きくなってしまい、運動を行っても

 

一方、武道の世界では、体の負担が大きい負担を取り去るところから稽古を始めます。これは、どのような動作も最初の姿勢が崩れてしまうと、動きが遅くなってしまったり、腕や脚といった部位しか動作に使えないからです。

 

そのため、最初の姿勢を学び、実践しなければいけません。世の中にスポーツの書籍に書かれた内容をどれだけ実行しても、最初の構えが崩れていては、動きもなかなか身につけられません。

 

そのため、最初の姿勢を正確に理解し、実践する必要があります。ここでは、全スポーツに共通して使える武道での姿勢を解説していきます。

 

あらゆる武道で共通する「上半身を伸ばし、下半身に力を入れない姿勢」
武道の世界では、弓、剣、体術における姿勢の構え方は共通しています。その中で共通している姿勢が、「立ったときの構え」です。

 

立ったときに、多くの人は物を見ようとして力が入っていたり、体を動かそうとして、「脚」に力が入ってしまいます。このようなことを行うと、あらゆる運動動作で体の各部に力みが出ます。

 

そのため、最初にそういった「力み」を取ることから始めます。武道の世界では、どの分野にも共通して行われる動作があります。それが「上半身を伸ばすこと」です。

 

上半身を伸ばすことは、具体的に説明すると「首を伸ばし両肩を落とすこと」です。首を伸ばすことで背中の筋肉が伸ばされ、両肩を落とすことで上半身の前側の筋肉がゆるみます。これによって上半身に無駄な力みなく、真っ直ぐ伸ばされた姿勢となります。

 

次に下半身には全く力を入れないようにします。歩くときは、脚の力でけるのではなくて体幹部を使って歩くようにします。相手を押すときに足で踏ん張らず、両肩に力を入れないようにします。背中を真っ直ぐに伸ばすことだけを意識して押し続ければ、相手を力強く押すことができます。

 

これは、弓道の世界で「胴づくり」と呼ばれるものです。胴づくりの文章の説明は「脊柱、項を真っ直ぐに伸ばし・・・」という文章があります。その後に、下半身については下半身にことさら力を入れることはないと書かれています。

 

宮本武蔵が生前で記した五輪の書には「首は後ろの筋を直に、・・・・両の肩を下げて」という文章があります。さらに、姿勢全体については「下(下半身)揺るぐとも、上は動かざるように」と記載されています。

 

さらに、大気拳の世界の構えでも、アゴを引いて首を伸ばし、太ももの前側(大腿四頭筋)には力を入れないように構えると説明されます。

 

このように、弓、剣、体術の世界で共通した姿勢として、「首を伸ばし、両肩を下げること」「下半身には何も力を入れないこと」が挙げられます。

 

 なぜ、下半身には力を入れない方が良いか?
このような姿勢を取ることで、動作中に無駄な力みをとることができます。さらに瞬間的に速く動いたり、体幹部の力を活用して強い力を発揮することができます。

 

武道の胴づくりの姿勢を整えると、足裏へ体の重みは全体的に吸着するように乗ります。対して、現代人は背筋が丸くなっており、体の重みは踵側についています。もしも、重心がかかとに乗っていると、腰にかかる負担が大きくなってしまうため、腰痛や肩こりなどの症状に陥りやすくなります。

 

この姿勢を取った後、下半身には力を入れません。走るときも物を使うときも自分から脚に力を入れないようにします。

 

運動において、武道の姿勢を実践すると、力が足裏から膝、腰、胴体、肩、腕と下半身から連動して上半身に力を伝わるからです。

 

パンチを出すときも、ただ腕だけでパンチをすると弱い力でしかパンチが出ません。一方、足を踏んで腰を立ててからパンチをすると腕だけでなく、上半身全体の力が使えるため、強いパンチを打つことができます。

 

もし最初の姿勢を整えようとしなければ、力は末端部しか使えないことになります。すると、運動においては効率的に力を働かせることができないため、運動技術低下につながります。さらに、普段の生活では体に負担のかかった姿勢になり、腰や肩に負担がかかってしまいます。

 

多くの人は最初の姿勢を考えずに腕や脚の動きにとらわれて運動動作を行います。ランニングであれば、腕や脚の動きを気にして走ります。野球であれば、下半身に力を入れてバットを振ったりボールを投げたりします。サッカーであれば、足を蹴ってディフエンスを守ったりボールを蹴ろうとします。

 

しかし、そのようなことをする必要はありません。このような動作を行うと下半身には力は入ります。しかし、体幹部の力が使えなくなるため、強い力を発揮することができません。そのため、上半身の力を活用するために、下半身に無駄な力みを取り去ることを考えます。

 

このように、考えて姿勢を整えて運動動作を行いましょう。すると、あらゆる動作を力を入れなくても楽に行えるはずです。武道の姿勢を元に「上半身を伸ばし続け、下半身に何も力を入れないような姿勢」を取ります。これを実行するだけでも、今まで行っていた運動や普段の生活で力みや無駄がなくなるため、普段の生活が変わっていきます。

 

 

 

 

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