水泳においてスピードを上げる3要素

水泳において実力を向上させるにはあらゆるアプローチがあります。その中に「スピード強化」があります。距離を長く泳ぐのも重要ですが、泳ぎ方や運動感覚を変えるには泳ぐスピードに変化をつけることが大切です。

 

クロールを泳ぐ場合、動作中にスピードを上げるポイントがいくつか存在します。ここでは、クロールを速く泳ぐための三要素について解説していきます。速く泳ぐ三要素としては、「入水を深めにする」「なるべく後ろに押し切る」「キック動作を力強く行う」があります。

 

 入水を深めにする
テンポを上げて、なるべく速く泳ぐためには各動作の意識を変える必要があります。

 

クロールで入水するときは、なるべく肩の延長線上にします。その理由は、次の水をかく動作で姿勢が崩れにくくなるためです。速く泳ぐために変える部分は入水するときの手首です。

 

通常、クロールで入水するときは水面から15センチ程度下に入れるようにします。水面から浅い方が体幹部と腕部が近くなり、かきやすいからです。速く泳ぐ場合は手首を立てるようにし、やや深めにします。水面から30〜40センチ程度下に入れるようにしましょう。

 

これを実現させるには、肩甲骨と肘の高さの動きを変えます。泳ぐときに肩の延長線上に意識的に肩甲骨を前方に出すように動かします。すると、入水するときに手首が高い位置から振り下ろすように落ちます。これにより、かき動作が速くなって推進力が向上します。

 

もし、肩甲骨が前方に動かなければ、肘が高い位置まで上げることができません。すると、入水地点が頭の近くになってしまい、パワーが半減してしまいます。するとスピードが上がらず、泳ぎが弱くなってしまいます。

 

また、通常のクロールでは、一方の手を入水させたら反対側の腕を伸ばす動作を行います。伸びることによって前進させることができるからです。これをストレッチングタイムといいます。スピードを上げるときはストレッチングタイムを外し、入水したと同時に体重を乗せて、すぐにかき始めるようにしましょう。

 

 なるべく後ろに強く押し切る
ゆったり泳ぐクロールでは、後ろにかいた手を戻すときは、早い段階で前にもっていきます。一方、速く泳ぐ場合は後ろのかき動作で少し力を入れるようにします。スピードを出すときは手を水面に上げるときの動作を意識するより、最後まで強く押し切るように心がけます。

 

キャッチした手をすぐ水上に上げると推進力を得ることはできません。水中で後ろに押し切ると前に進む力を強く得られます。指先を下に向けて、この形を崩さないように腕を動かします。

 

また、強く押し切って前に戻していくときに、速く前に戻そうとすると手首が曲がり、手のひらが上に向きやすくなります。すると腕を後ろに伸ばしても水を押す力が伝わりません。腕が動いても手のひらは地面と垂直になるよう、手首が立つように意識します。
 
 キック動作を力強く行う
速く泳ぐときは、キック動作の力を強める必要があります。そのためには、脚全体を高く上げる「アップキック」を意識するようにします。
 
アップキックを行うときは、水面から出すくらい高く上げるようにします。水中に脚が沈んでいると、いくらキックを行っても水の抵抗を多く受けます。キックを強く打ち、速く脚を戻すためには脚を高く持ち上げるようにします。

 

脚が高く持ち上がるようになると足の甲の小指側が水面に浮きます。すると、より広い面積で水をとらえることができるため、多くのエネルギーを後方に送り出すことができます。

 

クロールで速く泳ぐためには、各動作の意識を変える必要があります。入水は深く行い、腕を強く後ろに押し切ることで速く泳ぐための推進力を大きく得ることができます。さらに脚はアップキックを意識し、高く脚を上げるように意識します。

 

このように、「入水を深めにする」「なるべく後ろに押し切る」「キック動作を力強く行う」の3つを意識すれば、速く泳げるようになります。

お客様から喜びの声をいただいています

 

無料メールマガジン:理論スポーツ

 

 

 

 

Facebookもチェック

 

セミナー開催:理論スポーツ

関連ページ

かなずちの人が水泳の基本の前に行わなければいけないこと
「けのび」を行おうと意識するほど、水中での姿勢が崩れる
水中で体を浮かせるために体の三部位を整える
ストリームラインを作ろうとすると体が沈みやすくなる
肩甲骨を意識して腕を回すと水泳での水中姿勢が崩れやすくなる
水泳で長く泳ぐために最初に覚えたい「伸びる」姿勢
水泳で姿勢を安定させてプル動作を行うには
水泳で息継ぎ動作しやすくなる顔の向け方
バタ足動作を効率よく行うための足首の力の抜き方
バタ足動作をスムーズに行う股関節の使い方
水泳で速く水をかき、スピードを上げるための手首の使い方
水泳スピードで変更するバタ足の2ビート・6ビートとは
水泳の練習メニューを設定する:長い距離を泳ぐ体を作る
水泳の練習メニューを設定する:持久力を効率よく上げる
水泳で強いかき動作を身につける指の使い方
武道の「弓懐」の動作より、水泳でスムーズに腕を働かせる
水泳で腕の動きをスムーズに行う肘と拳の使い方
今より格段に水泳の力を向上させる練習方法
初心者でも行える水泳の練習法:姿勢を作る
初心者でも行える水泳の練習法:軸を作る
初心者でも行える効率の良いクロールの腕回しを理解する

サイトマップ
HOME メルマガ登録 プロフィール お問い合わせ お客様の声 セミナー開催