筋肉の2つの収縮方法から最適なトレーニングを理解する

スポーツ選手が実力を向上させるために、筋トレをすることは大切です。筋肉の働きを理解すれば、効果的にトレーニングを行うことができます。

 

筋肉には収縮の仕方が2種類あることがわかっています。両者の収縮のメカニズムを理解することで、トレーニングの効果や活かし方がわかるようになります。それにより、筋トレの効果をスポーツにつなげることができます。

 

ここでは、筋肉の収縮の仕方を理解し、スポーツの実力を上げるために必要な筋トレの方法を解説していきます。

 

 2種類の筋肉の収縮を理解する
活動様式により、筋肉の収縮は「等尺性収縮(とうしゃくせいしゅうしゅく)」と「等張性収縮(とうちょうせいしゅうしゅく)」に大別されます。

 

等尺性収縮とは、筋肉が長さを変えずに力が発揮されている状態です。例えば、壁のように動かないものを押す場合、筋肉は縮んでいませんが、力は働いています。筋肉は伸び縮みしなくても力を出すことができます。

 

等尺性収縮の具体例として、特定のポーズで静止し続ける体幹トレーニングがあります。静止しているため、筋肉は長さを変えずに休みなく働き続けます。また、等尺性収縮は主に体の奥底にある筋肉(インナーマッスル)が鍛えられます。

 

一方、等張性収縮とは、筋肉が長さを変えて力が発揮されている状態を指します。例えば、バーベルの上げ下げをしているときは筋肉が伸び縮みしながら力が働きます。

 

具体的には、器具やダンベルを使ったウエイトトレーニングがあります。体を動かすため、筋肉は伸び縮みを繰り返します。また、等張性収縮は主に体の表面にある筋肉(アウターマッスル)が鍛えられます。

 

このように、筋肉の収縮は2種類あり、両方とも力を発揮します。
 
 競技力向上のため、等尺性収縮のトレーニングを取り入れる
2つの筋収縮によって力の働かせ方や鍛えられる筋肉が変わってくるため、自分の行っているスポーツに活かすためには、筋収縮の様式から、最適なトレーニング方法を選択する必要があります。

 

そこで、怪我の予防や競技力向上につなげたいのであれば、等尺性収縮のトレーニングを積極的に取り入れるようにしましょう。

 

等張性トレーニングで行われるようなの体の動きは、ほぼ全てのスポーツにないからです。例えば、腹筋を鍛える上体起こしやバーベルの上げ下げ運動がスポーツで使われることはありません。

 

運動動作の向上や怪我の予防には、体の内側と外側の筋肉のバランスが大切になってきます。等張性収縮の筋トレにより、外側の筋肉ばかり鍛えられると、内側の筋肉とのバランスが崩れてしまいます。その結果、体の動きに負担がかかるようになり、怪我しやすくなります。

 

さらに、内側と外側の筋肉を比べると、外側の筋肉の方が大きく肥大しやすいです。その結果、動作がぎくしゃくしてしまい、パフォーマンスが悪くなってしまいます。

 

筋肉には等尺性収縮と等張性収縮という2種類の収縮の方法があります。運動技術の向上と怪我の予防のためには、等尺性収縮のトレーニングを取り入れるようにしましょう。

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