プラス思考を練習に取り入れて、一流アスリートのスポーツでの脳の使い方を身につける

スポーツ選手なら誰でも、「優秀な選手になりたい」と思うものです。一流レベルの技術を身につけるためには、試合中のメンタルや日々の練習のモチベーションを最大限高める必要があります。

 

脳科学の世界では、一流選手は練習においてメンタル強化のために、脳をうまく機能する思考法を取り入れていることがわかっています。物事にヤル気になって行動したくなるように脳を働かせる方法を理解すれば、練習量や技術が格段に向上し、結果として優秀アスリートになることができます。

 

ここでは、優秀なアスリートのスポーツにおいてメンタルを高める脳の働かせ方を解説していきます。

 

 練習量とモチベーションが上げる方法:プラス思考で感情脳を刺激する
脳には感情を支配している「感情脳」と呼ばれる部分があります。感情脳は試合に勝って喜びを感じたり、その喜びに意欲を沸かせ、気力を充実させたりするときに働きます。

 

そして、感情脳には「扁桃核」と呼ばれる組織があります。脳から入ってきた情報に対して、良い・悪い感情を出すのを判断する場所です。この部位をうまく働かせることにより、スポーツの実力やメンタルを高めることができます。

 

どのようにすれば、扁桃核をスポーツ技術の向上につながるように活用できるでしょうか。それは、「好き」「おもしろい」といった肯定的なデータをたくさん頭に入れることです。すると、出力(感情・イメージ・思考・行動)が変わっていきます。

 

脳は過去のデータや出来事を入力されて、感情を出力するように動いています。例えば、「練習」という出来事が入力されると、「かったるい」と出力する人もいれば、「気合いを入れるぞ」と出力する人もいます。このときに、否定的な感情を出力すると、不快な感情によって体が動きにくくなります。

 

そこで、あらゆる場面や出来事に対して「プラス思考」を意識するようにしましょう。つらい練習でくじけそうになったら「楽しい」「おもしろい」と思い込みます。試合に負けそうになったら「ここから逆転する」と強気になります。

 

多くの人は試合に負けるとそのことに対していろいろなマイナスのデータを入力してしまいます。すると、脳はどんどん不快な感情になっていきます。

 

そこで、試合に負けてしまったときに「ダメだった」ではなく「次は絶対に勝つ」という思いを強化するようにしましょう。そうして成功を何度も繰り返すうちに、勝ちのイメージや思い描いた喜びがデータとしてたくさん蓄積されていきます。そして、負け試合のマイナスイメージがいつの間にか圧倒して、本当にその気になっていきます。
 
 繰り返しプラスのデータを入力すると、脳は肯定的に切り替わっていく
メンタルトレーニングには「脳は現実とイメージをうまく区別できない」という前提があります。脳にとっては、現実体験によるデータ入力も、イメージによるデータ入力もほとんど変わらないということです。現実の方が強いインパクトを持っていますが、イメージは何度も入力することができます。

 

繰り返し「勝ち」のイメージや勝ったときの感情・思いを入力することによって扁桃核の判断が徐々に変わっていきます。

 

そのため、プラス思考をするときは思ったことがウソでも問題ありません。根拠がなくでもいいので、「この次はうまくいく」「おれには可能性がある」と思い込むのです。信じなくても肯定的な入力を繰り返すとその言葉や思考が脳が入力されていきます。

 

そして、出力が変わっていき、「次にうまくいくために努力をする」「可能性があるから作業をしっかり行う」という気持ちになってきます。

 

トップアスリートほど、「厳しい練習」という否定的な入力に対して肯定的な感情を出力します。これは持って生まれた才能や資質ではなく、つらい練習に対して何度も肯定的な感情を出力してきたからです。その結果、人より何倍もきつい練習をこなせるようになり、運動技術もメンタルも格段に強化されます。

 

このように、脳の中にある扁桃核の働きを変えると、人は良い感情によって動くことができます。そのために、プラス思考によって、脳にとって肯定的なデータを入力し続けましょう。良いデータの蓄積により、つらい出来事があっても自然と良い感情が出力されるようになります。その結果として練習量や上達スピードが向上します。

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