ブランド力を向上させ、チーム全体のレベルと雰囲気を上げるには

スポーツにおいて、団体戦での実力を上げるためには、チーム力を向上させる必要があります。

 

そのために、チーム全体をまとめるリーダーの行動が、重要な役割を担っています。ここで、リーダーが少しでもいいのでチーム内の会話や練習の取り組み方を変えると、全体の練習への意識を変えることができます。

 

ここでは、リーダーがチーム全体の士気を高める雰囲気作りの方法を解説していきます。
 
 ブランド力を高めると、チーム全体の価値が上がる
チームの実力を上げるためには、チームの価値を生み出す必要があります。そこで、重要になってくるのが「ブランド力」です。「ブランド」という言葉は心理学の世界でよく用いられ、「ブランディング化する」ともいわれます。これは人の価値観を一貫させることで、行動力を上げることです。

 

この考えをスポーツの世界で応用すると、ブランド力とは、勝つために必要な行動や考え方をチーム全体で統一することを意味します。チームで練習の取り組み方や考え方が一致すれば、自然とチームに一体感が出てきて雰囲気が変わっていきます。

 

すると、一人一人の自己肯定感が上積みされて活気が生まれます。

 

ブランディング化によってチーム全体の良い雰囲気を作っている代表例は、読売ジャイアンツの選手と監督の両方を経験した原監督です。原監督は監督就任時から「ジャイアンツ愛」という言葉を掲げています。

 

これは、チームの価値を創造し、チーム全体をまとめるために使っています。会社の組織でいう経営理念やアイデンティティでもあります。

 

昔の王貞治、長嶋茂雄の時代なら、野球の世界はジャイアンツがトップブランドと認識されていました。しかし、時の移り変わりによって各チームに多様な個性が表れたため、巨人はトップブランドでなくなってしまいました。そこで、「ジャイアンツ愛」という言葉を用いて、ブランディング化したのです。

 

原監督は選手にきちんと帽子をかぶらせるように指導します。そして、「ジャイアンツの選手だから、練習の時は身なりをきちんとしよう」と説明します。

 

このように、原監督は選手たちに自分がジャイアンツの選手であることを自覚させるように指導します。選手たちにこの考えが浸透すると、チームのブランド力が強固になり、みんなが頑張りたいと思える組織になっていきます。

 

 ブランド力の向上は選手と監督に絶対の信頼を結びつける
ブランド力が向上すると、指導の際に選手と監督の信頼感も増大します。

 

例えば、原監督は選手がホームランを打った時に、こぶしとこぶしでグータッチをします。そのときに、原監督は選手の目を見て「よくやったぞ」としっかり相手を認めます。

 

すると、選手は監督から、ただタッチを交わしたときよりも何倍ものパワーを頂きます。きちんとほめられることで「このすごいチームにふさわしい活躍を自分はした」という自覚が芽生えます。

 

このほかにも、東北楽天ゴールデンイーグルスで監督を経験した星野仙一監督もブランド力を向上させた一人ともいえます。監督自身が熱く怒ったり講義したりすることで、選手たちは奮起しやすくなります。選手の気持ちを代弁するように熱い気持ちを表現することで、チームの気持ちを一つにまとめています。

 

このように、ブランド力を向上させるとチームが勢いにのり、実力が向上していきます。そのために、リーダーや監督は考えや行動を統一させることが大切です。

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