厳しい練習で挫折しそうになったときの思考の整理法

スポーツで良い結果を残すためには、メンタルについて勉強して実践で活かす必要があります。メンタルを崩してしまう原因を理解して修正することができれば、練習の質が向上して競技力の向上につながります。

 

ここでは、メンタルを弱めてしまって目標がぶれてしまったときの「思考の転換法」を紹介していきます。

 

 「思考」の持ち方が悪いとメンタルは崩れる
メンタルはあなたが練習するときの考え方(思考)によって、効果が変わります。良い思考を持てば、メンタルは練習にプラスに働きます。一方、悪い思考で練習しているとメンタルは崩れてしまい、実力を下げます。

 

そして、多くの人が陥りやすい悪い思考は「自主性を失った考え」です。

 

例えば、補助輪なしで初めて自転車に乗ろうとしている子供がいたとします。そばには、それをサポートする親もいます、練習を始めると子供は転倒するのが怖くて、ヨロヨロしてしまいます。

 

ここで、転倒したりサポートされたりして、次第に上達していきます。このとき、すんなり乗れる子供とそうでない子供に分かれます。この理由は、思考の持ち方で説明することができます。

 

すんなり乗れる子供は「自分は自転車が乗れるようになるし、そのために練習している」と自主的に考えて取り組みます。このようなポジティブ思考で練習すれば、経験がすぐに身について上達します。その結果、早く自転車に乗れるようになります。

 

一方、「親に言われて嫌々ながら練習している」と考えている子供であれば、なかなか上達しません。たとえ乗れるようになっても、前者にくらべてはるかに時間がかかります。

 

スポーツでも同じことがいえます。練習を自主的に取り組んでいる人は、気づく点や捉え方が変わってくるので、上達が早いです。反対に、そうでない人は練習しても気づくことや発見がいつも同じなため、行動量が少ないです。すると、上達するのに多大な時間を要します。
 
 目標を掲げて落ち込んでしまったら、あえて遠ざかる
目標に対するモチベーションが下がり、行動できなくなってしまうことはよくあります。そこで思考の整え方を理解すれば、モチベーションが下がってしまったとしても、早く気持ちを取り戻すことができます。

 

モチベーションが下がった場合は、一度掲げていた目標にあえて遠ざけるようにしましょう。つまり、目標を持っていなかった状態に考え方を戻します。階段を上り切った先が目標であるとすると、その途中まで登っていた状態から、2、3段だけ下に降りるイメージです。

 

例えば、高い目標を達成するために、練習メニューを密に組んでいたのであれば、それを前のレベルに落とすのです。このように、元に戻ることで、切羽詰まった気持ちが抑えられてモチベーションを取り戻すことができます。

 

そのときに、自分が最初スポーツをやって楽しかったときまで戻るのも良い方法です。気分を楽しんでいたときの練習までレベルや量を減らすと、心の負担が軽くなります。このように、行動のレベルを下げることで、人はメンタルを整えることができます。

 

多くの人が目標に対してモチベーションが下がってしまうのは、目標を達成することにとらわれてしまうからです。あまり達成することだけにこだわると、練習や勉強が義務になってしまい、自主的に考えることができなくなります。

 

プロのメンタルトレーナーはそうしたときに、「何のために競技をやりたいのか、もう一度考えてみましょう」と選手に問いかけます。

 

すると、練習している最中に「記録」「練習」にとらわれてメンタルを崩してしまったことに気づくそうです。スランプに陥った人の場合、自分の考えてきたことを整理するだけで、こんなことで悩んでいたのかと気持ちを切り替えることができます。

 

メンタルを強化するためには、練習する過程で自分自身の成長を実感することが重要です。周りの評価や指導者の叱責など、外からの圧力によって、練習で感じてきた達成感が少なくなってきます。知らない間に、積極性が失われてきて、練習のヤル気がなくなってしまいます。

 

そうした場合は、練習方法や量を変えて、目標から遠ざかるようにしましょう。これまで負担になっていたとらわれがなくなって、モチベーションを再び上げることができます。

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