スポーツで疲れてしまう本当の原因を理解する

筋トレや激しいトレーニングを行うと、筋肉は疲れてだるさを感じます。スポーツを行っている人であれば、乳酸(にゅうさん)という言葉は誰もが聞いたことがある言葉です。昔、このだるさを感じる原因は乳酸にあると言われていました。

 

しかし、近年では、乳酸は疲労物質であるという解釈は変わり、今ではエネルギー源として生体内で重要物質であると解釈されています。

 

では、疲れ物質の本当の正体は何でしょうか。近年研究が進んで、疲労物質の根源が解明されつつあります。ここでは、疲労物質の本当の招待を解説していきます。

 

 本当の疲れ物質は「ファティーズファクター(FF)」
疲れ物質が何であるかお話する前に、先に人が疲れを感じるメカニズムを理解する必要があります。疲労を感じてしまう理由は、脳や筋肉で大量に酸素が消費されるからです。

 

人は運動したり仕事で頭を使ったりすると、筋肉や脳の細胞内に血液を介して酸素が運ばれます。この酸素がエネルギーを生み出すのに重要な物質であります。ただ、酸素が大量に消費されるとその中のごく微量で活性酸素と呼ばれる物質が発生します。

 

活性酸素は酸素の物質とほとんど化学構造は変わりませんが、実際には細胞の組織を破壊する性質を持っています。そのため、頭や体を使いすぎて、エネルギーを生み出すために大量の酸素を消費すると、その過程で活性酸素の発生量を増えてしまいます。

 

すると、細胞が傷つけられて、うまく働かなくなってしまいます。そのときにファティーズファクター(FF)が生じます。この物質はたんぱく質の一種と言われており、運動や仕事によるハードワークによって生じると言われています。

 

2008年の国際疲労学会で初めてこの物質が見つかり、報告されました。この疲労物質はたんぱく質の一種で、活性酸素のダメージを受けた細胞から出る老廃物に誘発して作られると言われています。

 

ただ、私たちの体はFFばかりが増えるわけではありません。実際には生体内ではバランスを取るべく、疲労回復物質と相反した役割を持つ疲労回復物質(ファティーズ リカバリー ファクター:FR)が発生します。

 

しかし、FFの量が多くなったり、FRの発生量が少なかったりすると、人は疲れが生じてしまいます。疲労物質FFは、脳へ疲労シグナルを与え、運動や活動を抑制させようと促します。

 

マウスの実験では、徹夜や激しい運動をさせると心臓や肝臓などの臓器にこの物質が大量に増えることが判明しました。さらに、元気に車輪を回していたマウスにこの物質を投与すると、次第に疲れて動けなくなってしまったと報告もされています。

 

この物質は日常生活でも大量に発生することがわかっています。例えば、仕事で夜遅くまで残業したときです。激しい運動、徹夜、などを行うとこの物質の発生量が増えることがわかっています。具体的には、徹夜をすると通常の3倍増えるとわかっています。

 

このように、疲労物質の根源はFFであると解釈されています。
 
 疲労回復の方法
このように、運動だけに限らず、普段の日常生活でもFFを増加させないようにしていくことは重要です。では、これらを踏まえて疲労回復させる方法を次に考えていきます。

 

疲労回復に役立つFRは年齢によって、発生量が減っていくことがわかっています。しかし、工夫次第でこのFRを
増やすことはできます。それは、適度な運動を行うことです。

 

FRはウォーキング、ストレッチによって分泌量が多くなることがわかっています。さらに、疲労回復には良質な睡眠を手に入れることが大切です。そのほかには睡眠をしっかりとることも重要であると言われています。また、成分によって、FRを増やすこともでき、具体的には「イミダゾールペプチド」を摂取することが大事です。

 

イミダゾールペプチドは市販のサプリでも販売されるため、簡単に入手することができます。食品としては、鶏の胸肉にも使われているため、積極的に食べるようにしましょう。

 

疲れ物質の本当の原因はファティーズファクター(FF)の増加であると考えられます。適度な運動や睡眠によって疲労回復に役立つファティーグリカバリー(FR)の分泌量を促すようにしましょう。

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