スポーツ界で筋膜マッサージが普及しない理由

スポーツで怪我の予防のために筋肉をほぐすことは大切です。その中でも、筋膜マッサージは筋肉を柔軟にする一つの方法であり、取り入れるとことで今より体を動かしやすくなります。

 

専門のマッサージ師に施術を受ければ、効果をさらに実感します。腰周りに負担を感じる人は、施術を受けると体が軽くなった感覚を得ることができ、今より腰回りを動かしやすくなるのがわかります。

 

しかし、今のスポーツ界では、筋膜マッサージはあまり普及していません。ここでは、その理由と筋膜マッサージの効果を得るために必要な別の方法を解説していきます。
 
 筋膜マッサージは難しい
筋膜マッサージが普及しない理由として「日常生活に応用しにくい」ということが挙げられます。

 

専門師に施術を受けると、今まで痛かった部分がなくなって高い治療効果を実感することはできます。しかし、受けた後の「体の感覚」は日が経つにつれて少しずつ薄れてきます。動かしやすかった体も少しずつ元に戻っていき、徐々に筋肉は硬くなっていきます。

 

筋膜マッサージの回数を増やせば、体が軽くなる感覚が記憶に残りやすいことは間違いありません。しかし、筋膜マッサージを何回も受けるのには、予約が取りにくく、施術費用もやや高めです。ほとんどが予約制であり、専門師の治療を受けるためには約1万円程度かかります。

 

一流選手が専属トレーナーを雇うのなら話は別です。しかし、普通の人がこのマッサージを受けるためには、時間やお金に制限があるため、多くても月に2回程度しか受けることはできないでしょう。月に2回程度であれば、そのときは効果を実感できますが、時間が立てばもとの体の状態に戻ってしまいます。

 

それを補うために、自分で筋膜をほぐす方法があります。しかし、セルルマッサージの欠点として「注意点が多く、ルールを守れなければ効果が半減してしまう」ことが挙げられます。

 

一人でマッサージするときは脱力状態を維持するのが難しいです。腕を動かしたり動作が速くなったりすると、筋肉が動いてしまい、筋膜が硬くなってしまいます。「全身を脱力した姿勢」を作らないと、筋膜をほぐすことができません。

 

そこで、誰かにマッサージをやってもらった方が脱力状態を作りやすいです。そのために施術を受ける価値があるのですが、生活やスポーツに応用するためにはセルフケアが必要になってきます。

 

しかし、私たちがスポーツをするとき、ほとんどの動作が筋膜を硬くしてしまうものばかりです。筋トレやストレッチは筋肉に着目したトレーニングです。これらの動きは筋膜にとって必ずしもよい影響を与えるとは限りません。

 

さらに、多くの人は「脱力した姿勢」を取るのが苦手です。どうしても、運動中に力をいれて体を動かしてしまいます。この「脱力状態」という意味を理解できていない人はせっかく専門師の施術を受けても、高い確率で元の体の状態に戻ってしまいます。
 
 筋膜マッサージがわからなければ「ヨガ」を取り入れる
このため、筋膜マッサージは効果が素晴らしくても、生活に活かすことが難しいです。ただ、筋膜を整えることによって得られる「体が軽くなる感覚」はスポーツの上達に役立つことは間違いありません。

 

そのため、筋膜マッサージ以外で「体が軽くなる感覚」を手に入れる必要があります。そこで、オススメするのが「ヨガ」です。

 

ヨガは深い呼吸で特定の筋肉を伸ばすポーズを一定時間とるストレッチです。女性がやるイメージがあるものの、ヨガスタジオに行けば男性の参加者もいます。さらにポーズの種類が豊富であるため、自分の競技で大切になる筋肉に合わせて選択することができます。

 

もちろん、ヨガをするためにはいくつか注意点があります。しかし、筋膜マッサージに比べれば、はるかに行いやすいです。「なるべく全身を脱力しないといけない」とか、「強すぎず弱すぎない程度で押さないといけない」など、難しい注意事項はありません。強いて挙げるなら、「同じ姿勢を取り続けること」と「呼吸は深く行うこと」の二つです。

 

私は大学時代、筋膜マッサージを受けて「この感覚は凄い!」と実感したものです。しかし、時間がたつと体の感覚は元の状態に戻ってしまいました。そのため、何か別の方法で自分でもできる方法がないか模索しました。

 

「初動負荷理論」や「ゆる体操」などいろんな本や情報を調べてみました。しかし、どれも難しくてお金がかかるため、日常生活にうまく活かせませんでした。

 

そこで、簡単にできるヨガをやったときに、このトレーニングの重要性に気づきました。ヨガを最初におこなったとき、「終わった後の感覚は筋膜マッサージを受けた後のようだ」と感じたものです。

 

ヨガと弓道は似たところがたくさんあります。「同じ姿勢を取る」「呼吸を使う」「中の筋肉が伸び続ける」といった要素は他のスポーツにはない特徴です。それから、布団に入る前に毎日ヨガを行って、全身が軽くなった感覚を作ってから寝るようにしています。

 

メジャーリーガーで数々の世界記録を打ち立てたイチロー選手は、日々の練習にヨガを取り入れています。格闘技界400戦無敗の男と言われたヒクソングレーシーもヨガの重要性を説いています。このように、スポーツ時に「脱力する」大切さを理解している一流選手は、ヨガの有効性に気づいています。

 

筋膜マッサージのような「体の感覚」を自分で作り上げるにはヨガがオススメです。やることがシンプルで効果も実感しやすいため、毎日取り入れることで怪我に強い体を身につけることができます。

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