9割の人がかかえる腰痛の原因と克服するための体の動かし方

スポーツ選手のみならず、一般人の多くが「腰痛」をかかえています。そのため、腰痛にならないための姿勢やストレッチを勉強することは大切です。

 

腰痛には、あらゆる原因がありますが、実は9割の人は同じ要因です。ここでは、9割の人に該当する腰痛の原因とそれを克服する体の使い方について解説していきます。

 

 9割の人の腰痛は「仙腸関節」が動きにくくなったから
腰痛になった人が整形外科でレントゲンをとってもらうと、以下のように診断されることが多いです。

 

背骨の間にあるヘルニアが神経にあたる「椎間板(ついかんばん)ヘルニア
背骨の一部分がずれてはみ出ている「脊椎すべり症(せきついすべりしょう)
背骨付近の神経が細くなる「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

 

そこで、多くの整形外科医は骨を削ったり神経を太くしたりして正常な背骨の状態に近づける治療をします。手術することで見た目は正常に戻ります。しかし、このような手術をしても腰痛が治らないことは多いです。大学の論文によると、これらの原因は全腰痛の3〜5パーセントしかありません。

 

つまり、腰痛の原因は多くが別の部位にあります。それが「仙腸関節」です。仙腸関節は背骨とおわんのような形をしている股関節をつないでいる関節です。この関節が動きにくくなると、腰痛になることがわかっています。そこで、この関節の動きを良くして可動域を広げることで、腰痛が改善されることがわかっています。

 

 

 

元来、仙腸関節は動かない関節と言われていました。しかし、解剖学の世界で最近、「仙腸関節は動くもの」と解釈されるようになりました。

 

日本では数十人程度、からだの表面をさすったり触ることで仙腸関節だけを広げたり動かしたりする専門医がいます。ただ、可動域は5mm程度で意識的に動かすことは難しいです。そのため、この治療法を取得している医師は非常に少なく、技術を体得するのに10年以上かかると言われています。
 
 仙腸関節を動かす歩き方とストレッチ
そのため、腰痛を治して予防するためには、治療以外でも自分で仙腸関節を使う必要があります。しかし、仙腸関節を動かす治療法を身につけるには時間がかかるため、医学知識のない人にとって、仙腸関節を動かす方法がないように思います。

 

ただ、仙腸関節を動かす方法はいくつかあります。それは、「姿勢」と「ストレッチ」です。関節を広げる治療以外にも、歩き方を変えたり関節周りをストレッチさせたりすることで、仙腸関節が動きます。実際に、医師ではなく、全く別分野の運動指導者は違う方法で仙腸関節周りを施術して腰痛患者を治している事例もあります。

 

ここでは、仙腸関節をほぐす歩き方とストレッチを紹介していきます。

 

 首を持ち上げてから、歩く
まず、少し前屈みの姿勢を取りましょう。その状態で、自分の背中に手を当ててください。すると、背中周りの筋肉が固くなっているのがわかります。これは、上体の重みを背中の筋肉で支えているからです。

 

そこで、背中に手を当てたまま、少しずつ体を起こしていきましょう。すると、固くなっていた背中がだんだん柔らかくなっていきます。

 

そして、頭を体と平行になるくらい後ろに下げて、首の後ろ側を伸ばしましょう。これで、背中周りの筋肉にとって最も負担のない姿勢が出来上がります。

 

そして、頭を伸ばしたまま「腰を前に送る」ように歩きましょう。イメージとしては、「腰と膝が同時に動く」という感覚です。すると、一歩ごとに骨盤が素早く動くのがわかります。浮いた脚を前に出すときに腰をなるべく前に出すようにすると、仙腸関節が働きます。

 

もし、この歩き方がわからなければ、いつもより少し大股で歩きましょう。これは、仙腸関節近くについている「腸腰筋(ちょうようきん)」を使った歩き方になります。普段の歩く動作で腰を使ったり大股にすることで、仙腸関節を動かすことができます。

 

 小さいボールをお尻より少し上に置く
お尻の割れ目にある一番上の部分をさわると、骨があるのがわかります。これは「尾骨(びこつ)」と呼ばれます。この骨から、球技で使うボール(テニスボール、野球のボール)一個上に仙腸関節があります。

 

この位置に小さいボールを二個置き、あおむけになってその上に寝ると、仙腸関節をほぐすことができます。これは、ちょうど、動かなくなった関節部にボールが押し込まれ、少し関節の間が広がるからです。
 

 

 
 横向きに寝て、股関節を動かす
最後に寝ながらできる方法です。横向きに寝て、股関節を動かしたり腰をひねったりしてストレッチをしましょう。これにより、仙腸関節を動かすことができます。

 

人は横向きに寝ているときが最も背中の筋肉に負担がかからないため、最も関節がゆるみやすく、動かしやすいです。仙腸関節の治療法を行うときも横向きに寝て治療を行います。あおむけになると、横向きに寝ているときに比べて負担が何倍も増えてしまうため、注意が必要です。

 

腰痛のほとんどの原因は仙腸関節の機能障害からきています。自分で解決するために、歩き方を変えたり、ストレッチを取り入れたりしてみましょう。仙腸関節をほぐすことができ、腰痛予防につながります。

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