スポーツ時に股関節を動かしやすい「姿勢」と「腕の使い方」を理解する

ほとんど全てのスポーツでは、「走る」動作があります。人が楽に、効率良く走るためには、「股関節」が重要になってきます。

 

そのため、世の中には「股関節の動きを高める科学的トレーニング」や「股関節周りの筋肉を鍛える方法」といった、股関節に焦点を当てた練習方法があります。

 

ただ、他にも股関節の動作を高める方法があります。それは、「姿勢」と「腕の使い方」を変えるという手法です。

 

ここでは、弓道での体の使い方から、スポーツ時に股関節の動きを高める方法を解説していきます。

 

 首を伸ばして肩を落とすと股関節周りが動かしやすくなる
多くの人は、股関節を速く動かすために「股関節」を意識しがちです。しかし、股関節は脚を動かすこと以上に大切な役割があります。

 

それは、上半身を支えることです。股関節の上にある腰や背骨には、上半身を支える筋肉があります。股関節を動かすばかり意識して、これらの筋肉を固めたり動かなかったりすれば、何十キロの上体の重みが膝や股関節に集中します。

 

すると、股関節がよけい動作しなくなってしまいます。そのため、股関節を動かしやすくするためには、「上半身の体重を支える姿勢」を作ることが大切です。

 

そのため、首を伸ばして肩を落とします。首を伸ばすことで、背中周りの筋肉が上方向に伸ばしやすくなります。肩を落とすことで、胸周りの筋肉の緊張がやわらぎます。人は胸が前方に出ると、腰が反って腰回りの筋肉が力みます。そこで、肩を落とせば、腰回りの筋肉に負担のない姿勢になります。

 

これにより、腰回りと背中の筋肉が働くようになり、上半身の重みをしっかり支えることができます。その結果、股関節周りの筋肉の負担が軽減されて、動かしやすくなります。

 

 

 

猫背や反り腰の姿勢とと比べて、この姿勢を行うと歩くときの股関節の動かしやすさや着地したときの衝撃が違います。首を伸ばして肩を落とすことで、股関節を動かしやすい姿勢を身につけることができます。
 
 脇の下を使って、腕を後方に押すと股関節が素早く動く
さらに、この「姿勢」にプラスして「腕の使い方」を変えると、股関節を今より素早く動かすことができます。

 

まず、首を伸ばして肩を落としましょう。その姿勢で自分の脇の下に手を当てると、筋肉が固くなっているのがわかります。脇の下の筋肉が働くと、腕振り動作がしやすくなります。

 

 

 

まず、腕を腰から胸の中心に沿ってすくいあげるように前に振ります。そして、前に出た腕を後ろに振るとき、脇の下から、肘で後ろを突くように振りましょう。決して、肘だけを動かすのではありません。脇の下を張ったまま力を抜いておけば、腕は前から後ろに素早く振られます。

 

すると、腕を振った側の股関節が同時に動きます。これは、腕の裏側と脇の下の筋肉が後方に伸ばされることで、背筋も引っ張られるためです。これにより、背筋の下にある股関節周りの筋肉が働きます。

 

 

 

このように、股関節を意識しなくても、脇の下を働かせる「姿勢」を作って腕を振るだけで、股関節は勝手に動きます。この動作をスポーツに取り入れることで、走りの動作は確実に向上します。

 

ランニングであればタイムが速くなり、怪我の予防につながります。サッカーの世界であれば、この姿勢と腕の使い方を取り入れれば、瞬時に横方向に動くことができます。

 

スポーツにおいて「走り」の動作を向上させたいなら、首を伸ばして肩を落としましょう。その姿勢で腕を振れば、楽に早く股関節を動かすことができ、パフォーマンスの向上につながります。

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