運動技術の考えを転換し、自分の動きに限界を作らないためには

スポーツ技術の向上のために、練習方法を考えることは重要です。

 

しかし、そうしたやり方以外にスポーツ動作の考え方を変えることで、さらにレベルの高い動きを実現させることができます。

 

ここでは、弓道の弓の引くときの考え方からスポーツ動作の考え方を転換する方法を解説していきます。

 

 梅路見鸞の残した「底を作るな」という言葉の意味
明治以降で弓道界に大きな影響を与えた弓道家として梅路見鸞(うめじけんらん)氏が挙げられます。60m先にある直径10pの的を二本連続で当てたり、弓の動きを解剖学的に解説した雑誌を無料で提供したりと、数々の伝説を残しています。

 

 

 

道場で弟子に弓を引いていくときに、梅路氏は「底を作るな」と話しています。これは、弓を引くときの筋肉が動き続けなければいけないという意味です。

 

普通の人は、どうして腕の長さが決まっているのに、弓を引く時の筋肉がずっと動かなければいけないのか不思議に思うかもしれません。

 

この言葉にはきちんとした根拠があります。「肘」「脇の下」「胸」の筋肉を究極まで働かせることで、自分で意識しなくても無心で矢を放つことができる動きが存在します。

 

具体的には、「肘」「脇の下」を用いて、最大限まで弓を引き続けます。そして、みぞおち部を中に入れるようにして脚の立つ力を働かせると、「胸の筋肉を開く」運動が起こります。すると、自分で意識しなくても手の甲が斜めから横に向きます。

 

 

 

これにより、意識しなくても右拳が弦から離れます。底を作らず最大限まで弓を引き続ければ、最も威力と速さを持つ矢を放つことができます。

 

この引き方ができる弓道家は圧倒的に少ないです。あらゆる筋肉を同時に使わないと、手の甲が自然と横に向かないからです。私自身も弓を10数年引いて、この動きができたときは一、二度しかありません。

 

普通の人は自分で勝手に底を作ったり弓を体に早く寄せたりして、引ききった状態まで行きません。あるいは、放つときも意識的に拳を離すため、ブレが出ます。しかし、究極まで体の中の力を活用すると、無心で矢を放つ引き方を実現することができます。
 
 全てのスポーツ動作にも「底をつくるな」
上の話のような体の使い方は、実は昔の弓道家のやっていたことのほんの一部です。もっと上のレベルがあり、技を超えたさらに上の引き方は10種類も存在します。ここまで来ると私自身もわかりませんが、少なくとも、弓を引く動作はもっと上のレベルがあるということがわかります。

 

他のスポーツでも同様のことがいえます。自分の動きをさらに高めるため、動きに「底をつくらない」ようにしましょう。

 

これは、あなたのスポーツの動きに限界はなく、もっと上の動きが存在することを認識します。そして、動き一つ一つをもっと速く、さらに無駄なく同時にできるかを徹底的に意識しましょう。違うスポーツをしてみるのもよいし、理論書を勉強するのもよいかもしれません。あらゆることを実践してみましょう。

 

行うことはシンプルです。それは、底をつくらずあらゆることを試すことです。失敗を恐れず、難しいことに挑戦したり、あらゆる練習方法を試したりしてみましょう。

 

すると生活習慣が変わり、次第に考え方が変わります。意識の持ち方が変化していけば、さらに運動技術が向上することでしょう。ただ、目標達成のために練習するのではなく、「スポーツ動作に上限はない」と意識して取り組むことで、精神や心も磨かれます。スポーツを通じてさまざまな力を養うことができます。

 

全てのスポーツ動作で「底をつくらない」ように意識して、練習や工夫に励みましょう。さらに運動技術が向上し、スポーツに対する見方や心構えが変わっていきます。

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