弓道の世界から、スポーツでの「失敗」「ミス」の考え方を転換する

スポーツする人は皆、上達や実力向上を望みます。しかし、実際はうまくいかず、失敗やミスを積み重ねます。

 

多くの人は失敗するのを恐れたり、なるべくしたくないと思ったりするでしょう。しかし、弓の世界では失敗のとらえ方が異なります。ここでは、弓道の世界より、失敗のとらえ方を転換し、実力を向上させる方法を解説していきます。

 

 弓道の世界は失敗の数だけ強くなれる

弓道においての結果とはまさに「的中」のことです。たくさん的中を出せば大会に優勝し、段球審査に合格することができます。そのため、多くの人は以下のように考えます。

 

 よく当たる人 = すごい人

 当たらない人 = ダメな人

 

しかし、実際はそうではありません。弓道においては的に当たらない人の方が優秀になれます。反対に、弓道で失敗しない人は優秀にはなれません。

 

その理由は、同じ当たりでも内容が全く違うからです。10本引いて全部当たっても、引き方が悪ければ、後で実力が下がってしまいます。弓道では、アーチェリーのように手先で離す競技ではありません。遅いスピードと弱い威力の矢で的中させても、そこに意味はありません。

 

しかし、10本中9本はずしたとしても、的に当たった一本が速いスピードで威力のある矢であれば、的中の価値は異なります。体の中のあらゆる筋肉の使い方を変えないと、速く固いものを貫くような強さの矢を放つことはできません。

 

的中の内容を変えるには、体の使い方を変化させるために、たくさんの失敗を重ねないといけません。

 

最初から的中が多く、浅い考えで弓を引いてきた人たちは、的に当たらなくなったときに実力を上げるための方法を考えることができません。そのため、モチベーションが下がって、弓を引くことを辞めてしまいます。

 

実際に弓道の世界では、学生で引いていた人のほとんどは社会人になると辞めてしまいます。これは、学生弓道は的中しか重視されないため、そこから自分の実力の向上が頭打ちになってしまうからです。

 

 内容のある失敗することで実力は上がっていく

弓の世界では的中と失敗(的にはずすこと)に関して二種類あります。それは、「内容のある的中・失敗」と「内容のない的中・失敗」です。そして、価値の高いものを順に並べると、以下のようになります。

 

 最も良い:内容のある的中

 良い:内容のある失敗

 あまりよくない:内容のない失敗

 最もよくない:内容のない的中

 

注目すべきところは、「内容のある失敗が良い」と考えられているです。この失敗をたくさんすることで、内容のある的中は増えていきます。

 

そして、最もよくないのが、「内容のない的中」です。内容がなくても的に当たってしまったら、「それでよい」と勘違いしてしまうからです。多くの人は、的中していると自分の射型が悪いことに気が付きません。

 

あるいは、そうとわかっていても自分で直そうとなかなか考えることができません。そうして時間がたつとしだいに射形が悪くなって当たらなくなります。

 

これは、弓道以外のスポーツでも同様です。スポーツにおいて、実力や技術を向上させるためには「内容を持って失敗する」ことをたくさん積み重ねることが大切です。たとえ、プレーがうまくいなかくても、目的を持って動作することを意識しましょう。
 
すると、技術を向上させるための方法や工夫の仕方を考えられるようになります。そうして、思考と実践を繰り返すことで、動作の質や精神が鍛えられて実力が上がっていきます。

 

スポーツにおいて、今よりも実力を上げたいのであれば、内容を持った失敗を積み重ねましょう。そうすることで、自分で技術や精神をさらに高める方法を考えられるようになり、実力を向上させることができます。

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