今より技術を向上させるスポーツ動作へ変えるには

スポーツでの運動技術を高めるために、あらゆる本や練習方法を試すことは大切です。さらに、技術を高めるためには、意識の持ち方や形に見えない部分を変えていくことも必要になってきます。

 

ここでは、弓道家の言葉から、運動技術を変えるヒントとなる考え方を紹介していきます。
 
 阿波研造氏の「狙わずに当てる」という言葉の意味
明治以降に弓道の禅的思想を世界中に広めた弓道家として「阿波研造(あわけんぞう)」が挙げられます。ほとんど、目をつむった状態で的に当ててしまう実力を持ち、当時、「弓聖(きゅうせい)」とも呼ばれていました。

 

彼の道場にはドイツから来た哲学者(名前はオイゲン・ヘリゲル)がいました。ヘリゲル氏は阿波氏の道場で稽古するとき、弓道を「アーチェリーのような的当て」のようにとらえていました。理由は、当時の海外で「精神」や「心」を重視する東洋的思考がなかったからです。

 

そのとき、阿波氏はヘリゲル氏に「射場に入ったら、的を狙ってはいけない」とアドバイスしました。弓道はスポーツのように体や点数を競うわけではない、精神や心を鍛えるものだと説明し、さらに次のように続けました。

 

「的に当てようという気持ちで弓を引いていたら、強い精神を持って的に当てることはできない」

 

この言葉通り、阿波氏はヘリゲル氏に狙わずに当てる射を見せました。ヘリゲル氏は海外に帰った後、日本の弓道で学んだ内容を資料にまとめ、アカデミックな会で発表しました。

 

ヘリゲル氏の報告によって、精神性や礼儀を重視する弓道の考えは世界中に広まりました。外国では「インナーターゲット(心の的)」と表現し、弓道を学ぶ外国人はみな弓の引く動作の中にある奥深い世界を求めて稽古をしています。

 

 結果を求めず動作すれば、新たな動きや考えを発見する
この言葉には、動きに関わる大切な要素が含まれています。

 

それは、「結果を求めずに動きに最大限の意識を注ぐこと」です。弓を引くときにいくら狙いを定めても、その通りに矢が飛ぶのかわかりません。そのため、予測ができない部分に対してよけいなことを考えないよう方が動作中に無駄な意識を取り除くことができます。

 

そうすることで、今まで気づかなかった動きや考えに気づくことができます。結果を求めているうちは、どうしても数字や記録を求めた考えになってしまいます。そうすると、動作の工夫の仕方や考え方に深みが出ません

 

そこで、数字や結果に対する意識を取り去って動作をすることで、今までとは違ったとらえ方でスポーツの動きを考えるようしましょう。そうすれば、新たな運動技術や工夫方法を思いつくキッカケになります。

 

どんなスポーツにも勝利や記録といった結果がつきまといます。しかし、そういった「結果やゴールの意識を横に置いておく」く気持ちでプレーをしてみましょう。

 

すると、よけいな考えがなくなって動作に徹することができます。記録や数字を求めていたときより気持ちが楽になり、思いつかない動作向上のキッカケに出会うようになります。そうして、スポーツ動作を通じて、精神や心を整える力が身についていきます。

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